鳥「斉木さん今帰りっスか?お供するッス!!」
—来んな
窪「あれ。あのシャバ増隣の2組だよな。」
海「あぁ、そうだな。」
窪「確か女好きだったよな。なんで毎回毎回斉木と帰ろうとしてんだろうな」
海「盟友。かもな…」
窪「あ、あぁ、そうかもな」
—なんで毎回お前は俺の後ろに居るんだ。うるさいったらありゃしない
鳥「ところで斉木さんって好きなエロ本とかないんすか?ないんだったら俺が一番好きなエロ本プレゼントするッス!!」
—やかましい
鳥「斉木さん。」
—なんだ
鳥「7月16日何してたんスか?約束したのに家に行っても居ないからびびったっすよ」
—相卜にスイーツバイキング行こって言われたからしたかなく行っただけだ。
鳥「なんでですか?!オレのほうが先に約束してたじゃないっスか?!」
—別に何でもいいだろ。もう家につく。お前も家に帰れ
鳥「答えてくれるまでついていきます」
—きっしょ
〜玄関前〜
—よし。今日は帰らないでおこう
鳥「え?俺の為っすか?」
—決して違う
ガチャ
空「あ、楠雄。おかえり」
—帰れ
空「お土産にコーヒーゼリーがあr」
—じゃあな鳥束
鳥「え?」
鳥「…」
翌日
鳥「斉木さn」
相「く〜すお〜今日スイーツバイキング最終日だから一緒に行こ〜」
—悪いな鳥束。今度にしてくれ
鳥「…」
数日後
——最近鳥束が絡んでこない。いいことではある。あるんだがあからさまに避けているというか。なんだか鬱陶しい
相「ちょくすお〜!!」
—帰れ
相「え辛辣〜。じゃなくて!あのチャラ男彼女できたらしいよ?!」
—は?冗談も程々にしろよ
相「いやガチガチ!マジマジのマジ!この前も一緒に歩いてるとこ見たし!」
——エロ束に彼女?信じれん。
よくじつ!
——最悪だ。鳥束と廊下であってしまった。この場合鳥束は毎回クラスの可愛い子についての事やエロ本のことしか話さない。けれど今日は違った。そもそも話しかけられなかった。あからさまに無視された。
一瞬目があったが鳥束は斜め上を見て何事もなかったかのように通り過ぎる
その行動に腹が立った斉木思わず振り返った。振り返った先には鳥束とその彼女らしき人、仲良く話している。
——もう一度言うぞ。僕からしたらこれはいいことなんだ。関わらないだけマシだ。
とか言いながら内心傷つていることを隠して強がっている
またまた次の日
——また廊下であった。2回目だぞ
鳥束は昨日とと同じように何事もなかったかのように通り過ぎようとしたが斉木は鳥束の腕を力強く取る。
鳥束は案の定驚いた。
鳥「ど、っどうしたんすか斉木さん」
図書室前の人気がない廊下。斉木は涙目になりながら鳥束に顔を向ける。斉木は自分が今涙目になってるなんて自覚してない。鳥束はとっさに片手をポケットの中に入れハンカチを取り出そうとした瞬間テレパシーで話しかけてきた
—…なんで無視するんだよ、
鳥「え?」
斉木は袖で涙を拭いながら言った
鳥「え、だって、斉木さんオレにかまってくれなくなったからいらなくなったのかなって…」
—初めからかまってなんていない
鳥「それにもう斉木さんがいなくたって俺には彼女が、、斉木さん?!」
とうとう泣き始めた
声は出していない。またもやびっくりする鳥束は斉木の手をひっぱりハグした。してしまったのだ。多分人目もないし大丈夫だろうとか思ってたらチワワ君。転校生。燃堂が居た、相変わらず燃堂はアホっ面をして
「お?お?」っと言っている。ちなみに鼻ほじりながら。チワワ君といえば赤面して
「インチキ詐欺霊能力者!お前斉木に何やってんだ!!」と指差しながら言う転校生くんはこちらをじっと見ながらピキッてる。もう終わりだ。しんだ。
鳥「ぁっ、いや本当になんにもしてな、」
窪「言い訳すんじゃねぇ!」
鳥【斉木さん離れてください!俺の身が危ないっス!!!】
テレパシーをうまく利用して話しかける。反応はない。顔を覗くとひどく赤面していた。多分みんなに情けない顔を見せたくないんだろう。可愛い
とか思ってる場合じゃねぇ!!近づいてきてる!
海「斉木…大丈夫か?」
海藤が斉木の肩をつかんで振り向かせると海藤はアワアワし始めた
海「sっ…、ささささささささ斉木⁉お前っ…顔!」
もうほんとうにどんだけ焦ってんだよってぐらいめっちゃ焦ってる
燃「相棒なんで泣いてんだ?お?」
空気読めないらしい
窪「オメェ斉木になにしたんだよぁあ!?」
⁉️
—大丈夫だ、きにするな…
海「でも本当に…」
鳥「オレ何もしてないッスよ!」
急いで誤解をとかねばなるまい
—もういい、鳥束行くぞ
鳥「あ、はいッス」
斉木が鳥束の腕を引っ張り屋上に行く放課後の屋上。もちろん人はいない
鳥「ど、どうしたんスか」
斉木が鳥束に抱きつく。
鳥【これは夢?夢なのか?】
心臓の鼓動が早くなる。早く斉木さんに何があったのか聞きたい。可愛いという気持ちで一杯だった
—お前は、僕のこと嫌いになったのか
鳥「急になんですか!?」
—嫌いかどうかって聞いてるんだ
抱きつきながらテレパシーで嫌いかどうかを聞き続ける斉木に戸惑い続ける鳥束。斉木は意地でも顔は見せなくて耳が紅かった。
鳥「お、オレ斉木さんのこと嫌いじゃないですよ?むしろ好きです」
—本当にか?
鳥「ほんとッス」
斉木はギュッと力を込めて鳥束をハグした
鳥「い゙だい゙い゙だい゙じぬ゙」
—もう今日は帰っていい
ハグの力を抜いてパッと鳥束からはなれる。
鳥「え、どうせなら一緒に帰りません?」
—いい、彼女さんが待ってるだろ
斉木は鳥束の目をじっと見ながら言った。鳥束は困った様子で
鳥「あぁ、それなんですけど、昨日別れたんスよね…」
—え?
鳥「あっちが好きな人出来たらしくて…」
—そうか、それは災難だったな
斉木は少し黙りキョロキョロと周りを見渡すと鳥束の胸ぐらを掴み顔に近づけて唇と唇を重ねてチュッと言う音を立てた
—じゃあな
鳥「え、ちょ、斉木さん!?」
終われ
コメント
6件
終わりじゃなくて終われなのおもろい
三途の川が見えてきた、、、チーン