テラーノベル
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#博士
#カオス
荒于
1,855
第四話
開運jar
第四話
開運Jar
第4話
エレベータを降り
五階フロア全体を見回すと
外見から見たイメージと違い
ビル内は以外と広く感じる、
元々何かのイベントで使って居た様な
レンタルスペースの巨大なワンフロアー
に簡易的に仕切り壁を後付けして
数部屋分に仕切ったような
作りだからかなと思い、
歩きながらキョロキョロキミコ
神殿を探すと雑然とした
通路に一角だけ防防犯カメラが
目立つ店舗の入り口があった、
キミコ神殿の入り口か?
と思いドアの正面迄行くと
防犯カメラの真下に
一見、場違いの様な分厚くデカい
高級感溢れながら重量感も有って
1度扉を開けたら2度と出られないのでは、
と思う様なイメージを抱かされる
店舗の入り口、ドアと言うより扉、
どこかの世界に繋がる扉かなと
思いながら店舗ドアを見回すと
キミコ神殿と
表札が張って有るのを確認し
ドア横にある呼び出しブザーを
2度続け様に押してみた
ブーブー
(ハイ キミコ神殿です)
と即座に返答があった、
電話対応してくれた
可愛い声の女性だと
思いつつ先程電話した
予約時間少し過ぎた
者ですと答えた
お入りくださいとの
アナウンスを聞き、
両手で店舗入り口
のドアを手間に
引いたら
見た目の重厚感
とは裏腹に、か、軽い、ベニア板がと
思う程に軽く開くドア
防犯カメラ付いて居ても
こんな軽い
ドアだと意味あるのか?
と思いながらドアを見て居たら
(キミコ様、先程からお待ちですので、奥のお部屋にどうぞ)
と声のする方に目を向けたら、
何処かで見た事ある
女性、
イヤ女性と言うか
男性と言うか
芸人の、りんごちゃん
最近メディアで
見なくなったと思ったら
こ、こんな所で
本物かなぁ〜と思いつつ
りんごちゃん風
の方に言われるがまま
奥の部屋にコンコン
とノックして入り
部屋を見回すと
奥で椅子に腰掛けキミコ様が佇んでいる
部屋はイメージしていた
神殿の華やかで煌びやかな
雰囲気は無く、
広々とした一間の空間に
机と2人分の椅子しか無い、
キョトンと部屋を見回す俺に、
どうぞ、お座りください
と声がする、その声の主、
キミコ様を直視すると、
投稿動画アプリで
視聴中の動画の途中に突如として
強制的に割り込んで来るCM、
見たくも無いのに、
それも、
消しても、飛ばしても、
何回消しても、何度も飛ばしても
又、出てきて
アプリをアンインストロールして
再インストロール
しても何食わぬ顔して、
出てきた
キミコ様、
念願叶い目の前に
良かった、
野を超え山を超え幾多の苦難を乗り越えて
たどり着いた
夢に迄見た
我が希望の境地、
私の願いが成就される
約束の地 キミコ神殿
「コンコンコンと」
キミコ様が拳で机を叩く音
で我に帰り、お座りくださいと
言われるままキミコ様の
正面に置かれた簡素な椅子に
腰掛け改めてキミコ様の顔を
直視したら、動画に出てくる
キミコ様より、実物の方が遥かに
美しく、メイクも目の前の
キミコ様はハリウッドの
最新特殊メイクじゃ無く、
どちらかと言えばナチュラルメイクで
北川景子そっくりだ、と思ったら
緊張が一気に加速して
亀甲縛りで身体を締め付けられる
感覚を覚えたが感極まってなのか、
未知なる脅威を本能が
察知したからなのか確信持てないまま、
キミコ様から机の上に
出された免責事項と
書かれた書類も目
を通したが
一切頭に入らず
キミコ様の
イヤ既に俺の頭の
中ではキミコ様から
北川景子に勝手に書き換えられ
顔を見るたびに
俺の身体を
縛っている
見えない縄が
身体にグイグイと
食い込み
耐えがたい痛みで
苦しいのか、
それとも自身の
未知なる領域
の新たな可能性
を見出され
禁断とも言える
領域のツボを強烈に
集中的に刺激され
続け歓喜を
覚えてしまい身を捻り、
のたうち回って
至福のひと時を
感じて居るのか
コンコンコンコン
聞いてますか〜?
聞こえてますか〜?
ハッとしてキミコ様基、北川景子を
見ると呆れた顔で、私の話聞いてますか?
ハッはい聞いています、と焦りながら返答したが、苦労してキミコ神殿迄来て
念願のキミコ様が目の前に居ると
気がゆるゆるして緊張感を超え
意識が遠のき、薄れ行くのと
同時に入れ違いの様に
自身の妄想が現実化を求めて
意識として目を覚まそうとしてる
事に気付き太ももを指で捻り
摘み痛みで平常心を取り戻しながら
キミコ様基、北川景子の話を聞き直したら
何やら明日の朝起きたら
直ぐに現在悩んでいる全ての
事柄を一つ一つ丁寧に声を出して
この北川景子の手元に置いてある
壺に吐き出すイメージを持って入れ
夜になったら外に壺を持っていき
蓋を開けて
開運jar 開運jar かうんじやー
と3回心の中で唱え
朝迄放置すれば俺の
悩みは全て全能の神が
持ち去ってくださると言っている、
そっそれは
本当なんですか?
誠の事ですか?
シーズン21の続き見れますか?
シーズン22年内に配信されますか?
と思わず聞き直したが
本当だ、大丈夫ですよ、
と俺の質問に即答で返し
疑う余地もなく北川景子から
直接壺と蓋を手渡され背中を押される
様にキミコ神殿イヤ北川景子部屋をでたら、
先程のりんごちゃんから、
お会計お願いしまーすぅ〜
と可愛い声を出してるつもりだろうが、
全く響かないし聞こえない
愛想なくハイと答えたら、
良く飲食店でお会計の時に渡される
レシート専用バインダーを渡され、
カードですか?
現金ですかと聞いてくる、
レシートを見ると15万8千円
ハァー
蒲田のぼったくりバーでもそんな金額要求しないぞと思い、
何ですかこの金額
とりんごちゃんに
問いかけると、
「えぇ〜 この免責事項を
全部読んでサインもしてますし、
商品も先程からバタバタ素手で
触ってるじゃないですかぁ〜」
と言われ、
返す言葉に詰まり、
どうするどうする
とりあえず一旦掲示された金額をカードで
払い
後日クーリングオフ
イヤ、
この場でレシート
破り捨て、お金無いんです、
とだだを捏ねるだけ
捏ねるか?
それもとも
ドアを蹴り破り
階段駆け降りて逃げるか?
と悩み
冷や汗かいていたら
続く
コメント
3件
あっこれ、完全にやばいやつじゃん!(笑) 第3話で「開運jar」ってタイトル見てから、なんとなく察してたけど…これは詐欺案件だわ🫠 りんごちゃんが受付してて北川景子似のキミコ様が出てくる世界観、狂ってて面白い。でも15万8千円て高すぎるでしょ!読んでるこっちまで冷や汗出てきた。続きどうなるん?俺なら絶対逃げてるわ🚪💨