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ガチャガチャのグッズ回したら初兎ちゃんが出ました。
らびまるまでちゃんと居て可愛い。
💎視点
注意
子供組女体化
いふくんの大会当日、僕は初兎ちゃんとあにきと一緒に会場のリンクに向かった。
「楽しみやな~!!」
「まろ、3回転飛ぶんやろー。」
「参考にしなくっちゃ!」
いふくんの大会の演技を生で見るのは久しぶりだったので、いつもより楽しみだった。
演技前の練習が始まると、出場する選手達が滑り出した。
「うわー、結構有名な選手おるなー…。」
「せやなー。男子選手は女子より少ないけど、やっぱり強い選手が生き残るんよな。」
「あ、いふくん居た!」
氷の上を滑る彼は青いジャージを来て、ジャンプの練習をしていた。
「キャアァーーー」
遠くの席から黄色い歓声が響く。
いふくんの学校の女子生徒だった。
いふくんは学校でも人気者らしく、学校の生徒が見に来ることも多々あるらしい。
「将来のスター候補やし、顔もいいからまろちゃんは学校でも人気者なんやなー。」
「ホトケ、はよせんと誰かにまろ獲られるで。」
「むっ…。」
時間が経ち、選手達がリンクに上がると一番滑走の選手が演技を始めた。
「最初っから演技、やばー…」
「めちゃくちゃ世界観が伝わってくるなー…。」
「お、ダブルアクセル飛んどるな。」
男子選手の全日本ノービスは女子選手の全日本ノービスより
ハードルが低く設定されているが、そのかわりスピードなどが求められる。
「まろちゃんは3回転も綺麗に飛べるし、優勝できるんちゃう?」
「期待やなー。」
「優勝したらお祝いしなくちゃ!」
数十分すると、いふくんの滑走の順場がきた。
「うぅ…きんちょー…」
「なんでいむちゃんが緊張すんねん。」
「連帯感があるからぁ…」
「まろー、頑張ってなー!」
いふくんが滑走の構えをすると、音楽がリンク内に鳴り響く。
リンクサイドにはないちゃんとりうちゃんが真剣な目でいふくんを見つめている。
いふくんが滑り出し、一回目のジャンプを着氷する。
いつ見ても綺麗で安定したジャンプだった。
着氷と同時に拍手と歓声がおこる。
「うおぉ!まろちゃん、いいペースや!」
「頑張ってえぇ…(緊張)」
「いいやん、いいやん!」
音楽が流れていくうちにジャンプ、スピン、さらにはいふくんが苦手な
ステップも軽々と成功させた。
「うわあぁ!行ける!これ、いける!」
「優勝できるで!」
「まろ、いけー!!」
最後のスピン。
僕がずっと待っていたキャメルスピンだった。
いふくんが宙に飛んだとき、いふくんが驚いたような顔をした。
僕も後から気づいたが、重心がエッジの上に正しく乗っていなく失速してしまっていた。
いふくんはすかさずリカバリーをして演技を締めくくった。
パチパチパチ パチパチパチ
歓声がおこり、タチオペした人もいるほど美しい演技だった。
なのにいふくんはとても思い詰めたような顔をしていた。
「まろちゃん、キャメルスピン失敗してもうたな。」
「うん…でもちゃんとリカバリー出来ててすごかった!」
「これ、優勝なんちゃう?」
いふくんはリンクから上がり、ないちゃん達とキスクラに移動していた。
リンクの上にあるテレビにないちゃんとまろねこのぬいぐるみを持ったいふくんが映し出される。
いふくんはまろねこをぎゅっと握って歯を食いしばっていた。
アナウンスで流れたいふくんの点数は最高点で、現在のいふくんは一位になった。
リンク内は拍手で溢れたが、いふくんは悔しそうにまろねこに顔を埋めていた。
パチパチパチ パチパチ
表彰台の一番上に居たのは綺麗な顔をし、賞状とメダルを持ったいふくんだった。
いふくんを見にきた女子生徒達が遠くから泣きながら喜んでいた。
表彰式が終わった後、僕は初兎ちゃん達といふくんのもとに向かった。
「ないちゃーん!りうちゃーん!」
「あ!初兎ちゃん達ー!」
「まろ、優勝おめでとう!」
「うん…。ありがとうな。」
いふくんはあにきに声をかけられてもあまり喜んでいなかった。
いふくんはないちゃんに渡された花束を受け取り、少し表彰台から離れた
人気のない場所に移動してしまった。
「いふくん?」
「…ほとけ。」
いふくんを追いかけると、いふくんは一人で涙を流していた。
「いふくん…なんで泣いてるの?」
「失敗した…。」
「キャメル?でも…優勝できたじゃん。いふくんは自分に厳しすぎるよ…。」
「…違う」
いふくんは僕が近寄ると僕の肩に顔を埋めてきた。
「ほとけがぁっ…俺のキャメル見てっ…キャメルを自分でもやるようになったってっ…ッ」
いふくんは泣きながら話し続けた。
「だからっほとけに完璧なキャメルッ…見てっほしくて…ッ!
でも…ッ失敗してもうたっから…っ」
「え…」
一瞬僕の頭の仲がフリーズする。
僕はいふくんのキャメルを見て自分もいふくんのようなキャメルを
したくなったということは本人には恥ずかしいから言っていないはずだった。
「な、なんでそれ知ってんの?!//」
「…ないこ…がっ。」
「はあぁ?!//ないちゃん、裏切ったぁ?!//」
ブワッーと僕の顔が一気に赤く染まっていく。
恥ずかしくて今すぐに逃げたいぐらいだった。
というかないちゃんがなぜいふくんにその事を言ったのかわからなかった。
いつ頃からいふくんはこの事を知っていたのだろう。
「いふくんは僕に…格好いいところ見せたかったの…?」
「ッグスッ…うん…っ。」
「ばか…」
いふくんのことをぎゅっと抱き締めると
いふくんも僕を抱き締め返してくれた。
「いふくん、次の僕の大会でキャメルやるから。いふくんの変わりにキャメル成功させる。」
「ほとけ…っ。」
「見てて。次は僕がいふくんに格好いいところ見せるから!」