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💄
「……」
目を開けると間近にアイツの顔があった。目を瞑って此方に身を委ねるアイツの顔。いつ見ても整っている。
「……ニキニキ」
静かな部屋に最年少、りぃちょの声が響き渡る。それを他所に俺はアイツの頬に手を添え、最期の仕上げとして紅を引く。
「……お前マジで白いな」
「”しろせんせー”だけに、つって…笑」
何て軽く笑ってはアイツ、ボビーに顔を近付ける。息が互いにかかるぐらいの距離。
「ニキくん、メイク上手いね」
「ほんと女かよ」
「私より上手いんじゃない…?笑」
「それは無いじゃろ笑」
キャメ、キル、じゅうはち、シードがいつものように次々に声を上げる。
「…ボビーもう目開けていいよ」
「てか、感謝しろよ?俺がやる 」
「”最初で最期のお化粧”なんだから」
そう呟いてはボビーの唇に軽く触れ、濃く紅く塗りすぎてしまった紅を自分の唇へとうつす。
「…ぁーぁ」
「滲んちゃったわ」
そう最期に告げては白く、冷たい額に手を置く。目の縁から零れた涙でせっかく仕立てあげたボビーの死化粧が滲む。
「せめて……」
「俺が見惚れるぐらいの姿で眠ってくれ」
久しぶりの投稿は
ロス様の『死化粧』という曲です💄💄
是非聞いてみてね🫶🏻🫶🏻
コメント
3件
書 き 方 が 好 き す ぎ て 泣 く
めっちゃいい。死化粧って分かった時の落差好き
うわ……これ、静かに刺さるやつだ😢 冒頭のメイクしてるシーン、めっちゃ綺麗で優しい空気なのに、後半でそれが“死化粧”だってわかった時のゾクっとした感じがたまらない。最後の「見惚れるぐらいの姿で眠ってくれ」って台詞、執着というか愛情の重さがひしひし伝わってきて、胸がぎゅってなった。ロス様の曲名でこれ書けるの、すごいセンスだと思う。またゆっくり読みに来ますね🌙