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悲しみの横腹から血がボタボタと落ちた。
サイコパス (え…?)
サイコパスが血に見とれているとメンヘラが来た。
サイコパス (ヤバい。今メンヘラが来たら嫉妬がまた暴走する。)
サイコパス 「メンヘラ来るな!」
でももう遅かった。
悲しみは横腹に刺したナイフを抜いた。
さっきよりも血がボタボタと落ちた。
サイコパス (ヤバい。止めないと…!)
悲しみ 「お前がメンヘラか…。殺す!」
そう言って悲しみは走ってメンヘラのところへ行こうとした。
だが血が多く出すぎて悲しみは倒れてしまった。
悲しみ 「まだ…。」
サイコパス 「…。」
サイコパス 「もうやめよう。」
悲しみ 「やめれるわけねぇだろ!!」
サイコパス 「…。」
悲しみ 「ずっと苦しかった。心で泣いてピエロに興じるみたいな感じで…。だから俺は悲しみになった。そうしたら楽になれると思った。 でもいつまでたっても抜け出せない。だからこれがありのままの俺なんだって思ったよ。君たちも同じでしょ?」
サイコパス (嫉妬…。)
メンヘラ 「型に当てはめたところでいつかは消えてく去っていく。ミッキーの生まれる前の姿なんて覚えてる?ウサギだよ。そのウサギの耳を引きちぎり偶像に変えていく。私たちもみんなの前の姿なんて知らない。だって前の姿を隠してるんだもん。」
悲しみ 「…。」
サイコパス 「技術の進歩で神化し進化した嘘は誰にも止められない。この先10年後さらに100年後お前は誰にもとめられたい?人間なんてのは容易く裏切る生態。もしかしたら俺はお前を裏切るかもしれない。」
悲しみ 「ありのままって何なのかわかんない。」
サイコパス (どうしたらいい…?)
そう思っていると陽キャが出てきた。
サイコパス (陽キャ?)
陽キャが悲しみの前に立った。
陽キャ 「ありのままが何なのかわかんなくてもいい。だってこれが全部悲しみくんのありのままなんだから。」
陽キャが大きな声で言った。
悲しみが笑った。
悲しみ 「そうだよな。これがありのままだよな。」