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桃赤
・R無し
・地雷さんご注意ください
・本人様にはなんの関係もありません
赤)ねぇ、ないくん…
桃)『ん~?なぁに~?』
赤)や、やっぱこんなのやめない?
桃)『なーに言ってんの!はぁやぁく~!』
赤)…
ドア越しにないくんの声を聞き、ぎりりと奥歯を噛み締める。側にご丁寧に用意された全身鏡で、改めて自分の姿を見てみた。
赤)っ…まじで馬鹿じゃねぇの、
羞恥心のあまり口が悪くなるのは気にしない。
ひらひらと足元に纏わりつく長いスカート。『何故か』ないくんのご所望により着ることになった黒い女性物の服と猫耳。
所謂ゴスロリというやつだ。
ないくんがあまりにも着てくれとしつこいので着てやろうと腹を括ったのは良いものの、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。
桃)『?りうら~?』
赤)あ”~、もうっ…!
能天気なないくんの声に、思わずイラッとしてしまう。くそ、他人事だからって呑気に楽しみやがって。
赤)わかったわかった!出ればいーんでしょ出れば!!
半ばヤケクソになりながら、ガチャッと部屋の扉を開けた。
赤)『出ればいーんでしょ出れば!!』
そんな怒鳴り声と共に、目の前の扉が開く。
桃)…は、へ、
そうして扉を全開にしたりうらがスカートを片手で摘み、
赤)ほら、ないくんの為に着てやったんだけど。なんか言うことないの??
眉間に皺を寄せたままそう言われた。
桃)…ゴスロりうら…
赤)えっ、きも…鼻血出てんだけど
ぼたぼたと生暖かい液体が俺の鼻の下を伝い、洋服にシミを残す。
一歩後ずさったりうらのスカートの裾がひらりと揺れて、またぼたりと血が溢れる。
桃)いや、それはどうでもいいから、
赤)よくねーだろばか
桃)あぶっ
さっさと止めろと言わんばかりにティッシュを押し付けられてしまった。
とりあえず鼻の中にぶっ刺して、それから目の前のりうらの全身を見てみた。
桃)フリフリのエプロン、スカート、猫耳、リボン……
桃)あ、そう言えば下着って、
赤)ッ!?///
桃)ぶっ!?!?
赤)許可なしにスカートめくってんじゃねーよ変態が!!!///
ぺらっとスカートを捲れば、頭の上から強い手刀が降ってきた。思いっきり頭を叩かれ、ティッシュが転げ落ちてまた鼻血が溢れ出す。
少しくらりとする頭でりうらを視界に捉えれば、真っ赤な顔でこちらを睨みつける姿が。
そんな顔してるけど、ちゃんと用意したパンツまで履いてくれてんの見たからね。
桃)うわ、その顔どエロぉ…
赤)はぁ”!?///
桃)やっぱりゴスロりうらにしてよかった…勃つわぁ…
赤)きんっっも!!しねば!!///
桃)やめて、その見た目で侮辱されるとか興奮するから…やべ、鼻血止まんねぇ…
赤)真顔でど変態発言すんなすけべ!!がちで失せろ!!!///