TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

山田、神空「え?」

俺は、この女は何言ってるんだとしか思わなかった。

神空「わ、悪い。よく聞こえなかった。もう一度頼む」

???「だ、だから私を弟子にしてくれ!」

???「防衛組に入りたい!」

少女は頭を下げてきた。

神空「初対面でそんなこと言われてもさぁ、とりあえず名前は?」

???「八宮青夏!です!」

そう言うと、もう一度頭を下げてきた。

神空「八宮、急にそんなこと言われてもな。こっちとしても事情があるんだ。」

俺は若干困り果てた表情で八宮の姿を見つめた。

しかし、八宮は変わることなく、覚悟ある眼差しで俺の目を見つめてきた。

神空(この景色、どこかで…)

俺はその表情に心打たれた。

神空「まぁ、いいよ。俺の訓練は相当厳しいが、覚悟はいいな。」

八宮「はい!」

恐らく、こいつも防衛組のことは最低限調べてるはずだろうし、説明が省けるのは楽だな。


1日 目

神空「基礎体力、あとは筋肉を付けることから始める。とりあえず、この礎ができてなきゃ、防衛組として戦うなんて夢のまた夢だ。」

俺は厳しい表情で八宮を見つめる。

神空「この防衛組本部の周囲は合計で20キロはある。これを最低でも10周しろ。」

神空「その次に、おまえも俺と同じ刀を扱わせるつもりだ。素振りを1万回行うこと。その後は、本部の筋トレ施設で3時間の自習。もちろんサボっていたら即クビだ。いいな?」

八宮「は、はい!」

スタスタスタッ


八宮「ハアハア。これで10周目!」

初日からこれって結構きついなぁ。


八宮「素振りで腕がもげそうになった状態で、筋トレ。予想以上の辛さだよ」

神空(初日から、この速さでついてこれるとは。まさか才能があるのか?)

ズテンッ

八宮「うげっ」

ウィーンッ

転んだ八宮がランニングマシーンに転がされていく。

神空(ごめん。やっぱないわ、)


八宮(かれこれ、基礎体力、筋トレを続けて半年もたってしまった。)

私のことたった1年で防衛組試験に合格させてくれるとは言ったが、いうて本物の素人だ。本当に受かるのかなと思う。

ただ、相手は防衛組一番組の隊長。信じるしかない。

神空「半年、立ったな。次は、受け身や実戦への適応。」

そういった瞬間、説明なしに私を転ばせてきた

八宮「何するんですか!」

神空「おまえこそ何してるんだよ。訓練中だぞ」

神空「基礎体力と共に頭も鍛えたんだ。考えればわかるだろ。」

そう言うと、座り込んだ私の額をトントンと指で突いてきた。

八宮(受け身か。)

すぐさま立ち上がると、また転ばされた。

ストンッゴロッ

若干、受け身に遅さや違和感がありつつも、初めてにしては上出来だったと思う。

こうして受け身に時間を使い、3ヶ月。

そして、その後、神空師匠や山田さん、色々な方との手合わせや実戦を積み重ねた。

死にそうになるほど辛かった。

というか、本当に死んでるんじゃないかなと思った。

そして同じく実戦訓練に時間を使うこと3ヶ月。

1年をたった頃私は言われた。

神空「俺が教えれることは全て教え切った。」

最初はたった3つの、しかも基本的なことを極めただけでおしまいなんかふざけてると思った。

八宮「もっとマニアック的な技術とかってあるんじゃ」

神空「そんなものない。初心者には、基礎がもっとも重要だ。基礎ができるかできないかで隊員の差は大きい。マニアックなものは、神の領域の人間がやるものだ。わかったか」

若干、違和感を覚えつつも、空返事のように返事をした。

八宮「はい」

神空「なら言ってこい!」

そう言われると神空師匠に背中を強く押され、私は試験会場へと足を運んだ。

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚