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⚠️脱衣所シーン、裸になります
が、🔞にはなりません。
qn視点
「……。俺、は……」
「…俺は、…告白しません。」
スマホの向こうから、息を呑む音が聞こえてきた。きっと、驚いているのだろう。
俺は、orに告白をする気はない。だって、告白をしたことで、彼を困らせたくないから。同性から、「好きだ」と言われたら、困るに決まっている。orが俺のことを好きじゃない限り。そして、その可能性も低い。
dz「…そっ、か。……。」
それから、dzさんは数分間無言のままだった。
dz「…ほんとに、告白しないの…、?」
「しませんよ。…orを困らせるくらいなら、俺が…」
dz「それはダメだッ…!ダメだ、よ…。」
珍しく、dzさんが声を荒らげる。今度は俺が息を呑む番になった。
dz「…qnは、そう考えてるかもしれない。でも、でもね。」
dz「俺にとって、qnは大切な人だ。無くてはならない存在。それは、orも、bnさんも、mnも、njも一緒。」
「……。」
dz「だから、そんな悲しいこと言わないで…、?」
大切な人。dzさんも、bnさんも、mnも、njも、そしてorも、俺のことを想ってくれている。きっと、ではないだろうというのが、何となく勘でわかる。
それくらい、俺たちは絆で結ばれているから。
それから少し、重い空気を無くすために雑談してから、電話を切った。
「…お風呂、入らなきゃ…。」
時計を見ると、もう12時。深夜だ。窓から綺麗な月光が降り注ぐ。
浴室に向かい、服を脱いだ時、俺の表情は固まった。
「なに、…これ…っ、!、?」
動かしずらいなと思っていた、右側の背中。そこが、青い宝石に覆われていたのだ。
『人体結晶化』
この言葉が頭に過ぎる。dzさんが言っていたことや、自分で調べたことが駆け巡る。
目の前が白くなり、
呼吸が、出来なくなる。
怖い
はじまった
はじまってしまった
しぬの?
おれは、
まだ、やりたいことがあるのに
もう、しぬの?
いやだ
しにたくない
でも
しなないためには、
こくはく、しないといけない
それは、
だめだ
でも
しにたくない
どうすればいい
ピンポーン
少し過呼吸気味になっていた俺の耳に、軽い音が届いた。急いで服を着て、インターホンがあるリビングに向かう。
「…or。」
インターホンに映っていたのは、orだった。俺の背中を覆う宝石と同じ色の、綺麗な瞳が、カメラ越しに俺を見る。
or「あ、qn?今大丈夫?」
「うん、大丈夫。今出るね。」
急いで玄関に走り、スリッパを履いて、ドアを開ける。
「どうしたの?こんな時間に。」
or「あのな、?…ちょっと、相談があってん。」
「相談?じゃあ、1回中入る?」
or「おん!お邪魔します…!」
嬉しそうな笑顔を浮かべながら、orは靴を脱いでリビングへ歩いて行った。そのあとを追う。
「なんか飲む?お茶?ジュース?」
or「んー、お茶!」
「おっけー。はい、どうぞ。」
or「ありがと〜!」
「それで、相談って?」
お茶を飲み終わって、コップを机に置いたところで、本題に踏み出す。
orの表情を見てみても、深刻そうな悩みではないらしい。よかった。
or「あ、そうやった。あのな、…俺最近、胸が苦しいねん。」
「え、それ大丈夫?病院とか…、」
or「多分そういうんじゃないんよ。…ある人と会うと、どうしようもなく胸が苦しくて、ギュッてなるんよね。」
「そっか、…なんだろ…。」
必死に頭を回す。が、ただの学生だった俺には、何も思いつかない。
dzさんに相談すれば、きっと分かっただろうに。
or「それでな、最近その人のことばっかり考えてまうんよ。」
「えー、…なんだろ、…催眠とかかかってる?orだし、かかりそう。」
or「かかっとらんよ!俺だしって、どゆことやねん!w」
orが可笑しそうに笑う。綺麗な笑顔。可愛いな、
目に少しの違和感を覚えた。咄嗟に後ろを向くと、宝石が零れた。手のひらに落ちた宝石を見つめ、握りしめる。orが違和感を覚える前に、前を向く。
or「どしたん?」
「ううん、なんでもない。虫がいた気がしただけ。」
or「虫かぁ…そろそろ暖かくなるもんなぁ…。」
「ね。…or、今日泊まる?もう遅いし…。」
時計を見ると、午前1時。もう当たり前に電車は走らない。タクシーを捕まえるにしても、この時間じゃ厳しいだろう。
or「ええの…!?じゃあ泊まる〜!」
「わかった。…その、今予備の布団干してて、俺の部屋になっちゃうんだけど…、」
or「もちろん大丈夫よ。急なんやもん、ありがとうな。」
その後、1時間ほど、orと雑談をした。その間、3つほど宝石が零れたが、やはり痛みはなかった。
「そういえば、or、お風呂入ってきた?」
or「…ぅ、まだ…。」
「なら入っておいで。場所はわかるでしょ?」
or「うん、ありがと。qnもまだ?」
「まだ、だけど…」
or「じゃあ一緒に入らん?」
「一緒に…、?!」
orからの、驚きの提案。思わず目を見開いてしまう。
orの顔を見ると、悪意のない提案だったことがわかる。曇りのない顔だ。
or「…だめ、?」
「…ぅ、」
これまた無意識であろう、上目遣いに、心臓が掴まれる感覚を覚える。こんな顔をされちゃ、断れなかった。
「…わかった、入るよ。」
or「よっしゃ、じゃあ行こ!」
orが俺の手を握って歩き出す。今思ったけど、いつorに浴室の場所を教えたっけ。記憶にない。
浴室に行く前に、何故か俺のクローゼットの中にある、or専用の引き出しの中から、下着と寝巻きを取っていった。
なんで家に常備してあるんだ…??
or「qnの家のお風呂、綺麗よね〜。」
「まあ、新しいからね。……、//」(目逸
orが服を脱ぎ始めたので、思わず目を逸らす。
そうか、そうだ。一緒に入るということは、orの裸を見るということ。
or「なんや、目逸らして。qnも脱いだら?」
「そう、だね。うん。」
慌てて服を脱ぎ始める。そこで、やっと気がついた。
自分の浮かれていた心が、一気に沈む。
「ごめん、…一緒には入れないわ。」
or「え、どーしたん?」
脱いだ服を背中に当て、隠す。orは、悲しそうに眉を下げた。心が痛い。
「その、さっき入ったの忘れてた、から。」
or「そっか、ならしょうがないな!」
「…ごめん、」
or「ええんよ、気にせんといて。というか、さっきからなんで背中隠しとるん?」
「……ぇ、?」
その言葉に、俺は動揺してしまった。バレている。何かを隠していることが、orに。
orのことだから、バレないだろうと思っていた、俺の考えが甘かったようだ。
「そ、その、…。べつに、深い意味は無いよ…?」
or「ほんま〜?なら、背中見せてや。ええやろ?」
「だ、だめッ…!」
俺の後ろに回り込もうとしてくるorを避ける。数十秒ほど戦ったあと、orが少し離れた隙に、手に持っていた服を着た。
or「あっ!隠したぁ!!」
「隠すでしょ!」
or「むぅ、」
orが拗ねたように頬を膨らませる。可愛い。
というか、本当に危なかった。見られたら、流石に誤魔化せきれないだろう。
「とにかく!俺はリビングで待ってるから、お風呂入ってきなさい!」
or「はぁい…。」
大人しく頷いてくれたorに安心し、背中を向ける。
その判断が、間違いだった。最後まで隠して逃げるべきだった。
or「隙ありっ!!」(捲
「……ッ、!!」
or「……qn……?なんや、これ…?」
orに、見られた。
コメント
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ばれた...!?続き楽しみにしてます!