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その女性と沢山話して病室に戻った
母親「咲翔(サクト)どこ行ってたの!?探したのよ」
自分「どこだっていいじゃん、別に」
母親「そういう問題じゃないでしょ!?」
自分「いちいちうざい」
母親「は!?」
自分「帰ってくれない?」
母親「……。」
たまには反抗だってする1人にして欲しい時
だってあるじゃん
僕の名前は咲翔(サクト)。
母さんが言うには生まれた時桜が
満開に咲いていたんだってさ。
満開に咲いた桜の木の下で満面の笑みだったらしい
その頃は父さんもいた。事故で亡くなった。
父さんの代わりに母さんも守る約束
僕にはもう出来ないんだと思うと悔しい。
女性「あ、咲翔くん」
自分「あ、どうも。」
女性「この前名前言うの忘れてたと思って。」
自分「わざわざありがとうございます」
女性「私の名前は咲(サキ)」
自分「えっ」
女性「この前名前を聞いて驚いたよ笑」
自分「名前似てたんですね。」
女性「似てた笑笑」
自分「僕は余り呼ばれる事ないから
新鮮というか……」
女性「お父さんとかお母さんには呼ばれないの?」
自分「親父を亡くしてて、
そっから呼ばれなくなって」
女性「そうだったんだね。」
自分「父さんが居た頃は楽しかったな。」
女性「今は?」
自分「母さんは知らないと思ってるけど僕に
はもう時間が無い事分かってるんだよね。」
女性「聞いていいのか分からないけど……」
自分「心臓病。移植しないと生きられないんだって」
女性「……。」
自分「暗い話になってごめん」
女性「聞いたのは私だから。」
病気になってから人に依存しなくなった。
寂しくてもひとりがいいって思ってた。
咲さんと出会ってなかったら僕の考え方は
変わらなかったかもしれない。
続く