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7時11分
晴れ時々曇り
昨日、私は彼と話してしまった。あのドキドキは私の人生で一番大きき経験になるでしょうね。とてつもない手汗があのとき彼にバレてないか心配。彼は私のなんなのかいまだにわからない。満員電車がきた。もしかしたら今日、また彼に会えて話せるかもしれない。そう期待をしてしまった。最近知った。私の学校の中で一番馬鹿なのは私だって。期待なんてどうせいつもみたいに裏切られるだけなのに。ぎゅうぎゅうの電車に押し込まれる。彼を探したけど見つからない。あ、やっぱり。なんとなくわかっていた。彼が現れるわけ無いって。変な期待をした私が悪い。それにしても、ぎゅうぎゅうの中私の隣にいる男の人が謎に手を触ってくる。誰かと勘違いしたのかな。彼以外の男の人が私に触ってくるのは吐き気がしてきた。というかこの男の人、私の顔見えてるのになんで違う人って気づかないのかな。やめてほしい…私の中でそろそろ限界が来る。こんなにも声を出すことは怖かったのか。勇気がいることだったのか。助けてほしい。漫画ならここで彼が助けてくれるのだろう。だけど、現実は厳しい。そんな夢が叶うわけもなくただただ恐怖の涙をバレないように流すだけだった。手や足を触られている間私はこんなにも怖く恐ろしいことはないと思った。なぜ見ず知らずの人の体をベタベタとさわれるのか。不思議でたまらなかった。結局、彼は高崎駅まで来ないまま私は今日を迎えることとなった。彼はなぜ来なかったのか気になって仕方がない。体を触られたことよりも何よりも彼が来なかったことを心配した。もう、来ないのだろうか。それは悲しくとても辛いことだけど未来の私にとってはいいこと?だと思う。