中華BLかきます!
ここから補足です!
なんか前からずっと公開されずに保存されていた物語引っ張り出して読んでみたらドストライクな話だったので、公開しようとおもいます!
難しい漢字とか人名とかあるので頑張って読んでみてください!メモして読むのがおすすめです!
では、どぞ
中国の大きなところである4つの国が築かれた
一つ目は北の北宋(ほくそう)、ここは戦が得意なものが多い場所である、民は武に長け、戦は負け知らずな国だ
二つ目は東の東照(とうしょう)、東の人たちは皆気さくで明るい食料に恵まれており、ここには腕のいい料理人が数多くたくさんの人が訪れる
三つ目は南の南郭(なんかく)、寒さを利用した農作物が盛んで主に暖かい服を作ったりしている、人は皆おっとりとしている
四つ目は西の西俄(せいが)、武にも食にも全てにバランスがとられている何不自由ない生活を送ることができると人気の場所である
この四つの国が東西南北それぞれに位置していた
その四つの国はみんな仲がいいと思いきや、実は北と南が不仲である
隙あらば北宋が南郭に喧嘩をうって一時的に南郭をボコボコにすると言った具合だ、これには東も西も頭を悩ませている
東と西はいわゆるケンカ中の2人を宥めたり抑えたりする役である
そしてある時
「はぁ、すまないが、もうやめてはもらえないだろうか、、、」
片手に剣を持ち、地面に倒れている男がそう言った
男は長い黒髪に白い服を着ている、その真珠のような服はこけたりして泥まみれだ
そして、男の前には黒の服と銀の鎧をつけた銀のような水色のような曖昧な髪色をしている人物がいた
北宋の国王、残蘭(ジンラン)である
なんとも冷酷なその表情、本当に南国の無蒼(ウーアオ)を嫌っているんだなと感じさせられる
だが無蒼には残蘭に何か悪いことをした覚えはないのだ、毎回襲撃されるのだがなんの心当たりもない
そして今この状況である、西国の刺打鐘(シーシャン)、東国の義庶(ウェンション)が共に別の国へ襲撃に行っている今、仲介する人も宥める人もいないのだ!
もうどうすることもできない、だがこの決戦にはいくつか法律がある、
・必ず一対一ですること
・国を滅ぼさない
・互いを殺さない
・民を傷つけない
・どちらかが負けを認めるまで続けること
まだ法律はあるがまぁザッとこんなもんだ
そして、この時代において負けを認めるということは国を滅ぼされる時か、その人に服従し命をも捧げると誓うのである
もちろんこんなの誰もしない、嫌いな奴に負けて服従するよか自害する方がいい、もしくは潔く国を渡すかのどちらかである、だがこの場合
相手が一方的に無蒼に仕掛けてきたし、無蒼は相手を嫌っているわけでも好きというわけでもないので、潔く負けを認めるといいが、、、
どうも自分の性格上許すことができない
とってもってわけじゃないけど、負けるのは嫌だ
そう思って今までの試合何度負けようが自分から負けを認めなかった
そして今、負けを認めないとやばい状態にある、無蒼は体があまり丈夫ではなく、華奢である
これ以上戦いが進めば、殺されなくともいつかは死んでしまうだろうと
そして今日、負けを認めることにした
「わかったよ、、、俺の負けだ」
俺は俯いたままで相手の表情がよくわからなかったが、口角がひそりと上がったような気がした
なんだよ、優越感に浸っているのか?
まぁ、俺たちの作ったこの決戦の仕方は負けを認めた時、首にその国の印をつけなければならない
俺たちの国は一つで仲間だが、せっかく広いし東西南北でそれぞれ王を決めよう!という阿呆みたいな提案から始まって100年以上前から続く茶番のようなものである
それなのに相手の印をつけるなんて重たいこと決めたやつの脳みその中身が知れん
俺は負けた、負けは負けださっさと印を押してもらおうと首を差し出した
白い肌に筋が2本スッと流れている、大人のしっかりとした首だが両手で掴めば折れてしまいそうだ
なかなか印を押さないことを不思議に思い目を開けているからダメなのか?とおもいスッと目を閉じる
目の前からカランと剣の落ちる音がした、それは確かに目の前にいる残蘭の剣が落ちた音、そして頬に相手の手が触れた
ググッと前に引っ張られる
印は焼いた鉄のハンコなうようなものを肌に押し当てるのでとても熱い
いよいよ押されるのかとドキドキしていた時
「はーい、終わり」
横から刺打鐘の声がした
「何しようとしてたかは知らないけど、ほどほどにあと、焼き印つけるなんて重たいこと、私たちの先祖が勝手に決めたことなんだから鵜呑みにしないで!」
少々活発な声で義庶の声が聞こえた
焼き印はおされると数日間痛むしずっと残り続ける、これはなかなか重たいことだから決まりがあってもこれは誰も守ろうとしない
だが義庶は残蘭の焼き印を受け取っている、彼は本気で残蘭の手下や奴隷になりたいと願い、拒否する残蘭を無視して自分から焼き印を押した
尊敬するのもいいがほどほどにしてもらいたい
だってみてるこっちが痛々しい
無蒼は幸運だと心から思った
痛いのは嫌だしなんてったって体が弱い、少しの痛みでもあれば悶え苦しみ死んでしまうと思う
それはともあれ、間一髪で危機を逃れた今、実は四つの国で少々三角関係とあったものがある
俺を差し置いて
義庶は残蘭のことが好きである、互いに男同士だがそんなものは皆気にしない
そして刺打鐘は義庶のことが好きときた
俺の周りは飛んだ三角関係だ
まぁ俺らの喧嘩を抑えるのは、俺が可哀想だという理由ではなく義庶が北の焼き印を自分以外の者に押したくないというので残蘭を止めるのだ、それを言って聞かない義庶に仕方なく刺打鐘がと目に入ると言ったところだ
俺は嫌われているのかと思うぐらいの構われようだ
だが俺的には助かっているからよし、それと、俺はまだわからないが残蘭は一対一だれのことが好きなのかというところだ
そんなことを考えつつ、誰も無蒼を起こそうとしないので仕方なく1人で立ち、服についた汚れをあらかた落とし、さっさと自分の城に戻った
(まったく、誰も俺のことを相手してくれないじゃないか!、まぁ、昔からそうだけど、、、)
そんなことぶつくさ考えながら寝室の布団に座り、怪我を医師に手当てしてもらった
医師の治療は手際良く、毎度毎度無蒼の手当てをしてくれている
無蒼はその医師、李淵(りえん)に惹かれていた
そして李淵も俺のことが好きだと思わせる言動がいくつかあった
無蒼はもう白の当主だがまだ二十前半とまだ若いし、李淵は19とまだまだ若いのでもう少し歳を重ねてから一緒になろうと考えていた
「今日もありがとう」
「毎度毎度、怪我をなされて帰ってくるので心配です、、、しかも1人で、、、誰も肩を貸してはいただけないのですか、、、?」
なんと無蒼が1人で帰ってきていることに気づいていたとは、、、!
そこまで自分のことを見ていてくれてると思うとドキドキしてくる
そして、今日はそのまま寝床についた
翌朝、傷はほぼほぼ治っていた、やはり李淵は優秀な医師だ
そう思いながら、今日は何をしようか考えている
そういえば明後日は東西南北全ての国の弓の得意なものが集まって順位を競う大会がある
南郭はからと言って弓に長けたものはいないが最下位はいつも東照である、だから南郭が最下位になるのは避けられているのだ
そして大会内容は互いを殺し合うのではなく、森や海に隠されたカカシのようなものを見つけ、10メートル以上先から打ち、当たること、それを破ればその選手は即退場、ポイントも一緒に持っていかれる
そして、この大会で一位になったものには土地が与えられる
北と西は常に勝っているから土地は申し分ないし、東も作物を提供することで、まぁまぁな土地を得ている
四つの国の中で1番土地が小さいのが南である
まぁ、別に小さくて困ったことはない、四つで一つのこの国はどこの土地が多かれ小さかれ、なんの問題もないのだ
さて、無蒼は明後日に向けての準備を始めた
いよいよ大会の日がやってきた
実は今回東西南北ともう一つ戒(かい)という国が追加されていた
土地はいらないからとりあえず参加させてもらえないかというものだった
一体なにが目的かは分からないが、人数が多いな越したことはないとおっとりとしている刺打鐘は言う
残蘭は戒の楊逸(ヤンイー)が怪しいと睨んでいるみたいだが、何かあったときは俺がどうにかすると言わんばかりの顔で立っている
流石だなと思いながら大会が開始された
大会が始まり三時間、かなり離れた山奥まできた
南郭のポイントは約四百ポイント、いつもよりなかなか多い、毎度同じ順位だが東照には勝てそうだとウキウキな気分で狩を続けていた
そして途中からバラバラに行動することにした、狩を効率よく進めようと思ったのだが、、、
目を凝らして次に進む道を決めようとしていた時急に肩を思いっきり掴まれた
「うわ!なに!?、だれ!」
あまりに突然のことでびっくりしすぎて大声を出してしまい、肩を掴まれた相手に口を塞がれてしまう
(相手への暴行はダメだが薬を使うのはアリってか!?)
ジタバタと暴れていると頭の上から
「動くな、黙れ」
という声が聞こえてきた、無蒼より身長が高く、この声は、、、
残蘭だ!
「なんだよ、残蘭か、こんな大会に来てまで俺と戦いたいのかよ!、焼き印をつけなかったことにまだ不満があるのか?」
前の恨みをねちねちと喋っていると残蘭がこんなことを言った
「戒の楊逸が怪しい」
それは無蒼も思っているがこの大会は中国全体から認められた大会だ、殺しなんか起これば中国全体が動き戒とかいう国は晒し者にされるか、国が滅ぶか、、、
第一こんなリスクをおかしてまでこんなことしないだろうと思った
「そ、それより、今はポイントを集めないといけないだろう?、君もこんなところでぼさっとしてないで、さっさと行ったらどうだ?俺のこと嫌いなんなら行けよ」
そんな嫌味を言いつつ、無蒼は残蘭のことを見ないようにした
それを聞いた残蘭はじりじりと無蒼に近づき
「ここにあるポイントは全て俺が取った」
なんと馬鹿げたことを、、、と無蒼は思ったがこいつならやりかねないと思い、すぐに場所を変えようと海方面に行こうとするとぐっと手首を掴まれた
「何、、、痛いんだけど、、、」
すると近くにある木に無蒼を押し当て、両手の動きを防いだ
「今は、俺とお前の2人きりだ」
(一体なんなんだ!)
混乱しているときに無蒼を抑えている手と逆の手を無蒼の目に押し当て視界を遮る
何がなんだかわからない状況の中無蒼は必死にもがいていた、目が見えない恐怖が無蒼を襲う
すると口元に柔らかい感覚がした、そして、口の中に柔らかい湿ったものがぬるりと入り込んできた、初めての感覚に悶えていると、1分ぐらいたったごろにそのぬるりと入ってきたものが引き抜かれた、それと同時に目隠しも外された
口の中にはまだ感覚が残っている、あの1分は長く息苦しかった、いったいなんなのか不思議に思っていると
目の前の残蘭に目がいった
その時、バチリと目が合った、ここしばらく仲が悪く、自分が目を合わさなかったので、残蘭の顔をしっかりと見るのは今日は初めてであった
やはり綺麗な顔立ちをしていると思ったが、今の意味のわからない状態にびっくりしていた無蒼は思い切って手を振りどけ、地面にバタリとへたり込んでしまった
かなり赤くなっているとわかるぐらい顔が熱っているとわかる
そんな情けない無蒼の姿を見てニッと残蘭が笑う、そしてもう一度無蒼の手をひっぱり立たようとしたところ、西我の義庶が近付いてきた
そして3人でゆっくりと歩きながら話をすることにしたみたいだ
だが、無蒼はいつも通り、1人で歩いていた、2人で話している後ろで腕を後ろに組んで地面に落ちている石を蹴って遊んでいる
義庶は残蘭のことが好きだから無蒼は自分は邪魔者だろうと思いまっすぐ歩いていた道から左にずれた
そこには大きな穴があった、もしやこの中にポイントがあるかも知れないと思い穴の中をじっと見つめていた、すると、後ろから誰かに押された
ドンっと押されて暗闇の中に真っ逆さまに落ちていった、、、
コメント
3件
グヘヘヘヘヘヘこういうの好きです。
漢字が難しくてよく分からないけどめっちゃ好きです。漢字の勉強してきます。