売れ残りっ子

▷▶︎▷2話.売れ残り

エセ注意.下手すぎ注意

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視点▷▶︎▷sm

管理人1)おら。飯の時間だ。

sm)…ﾍﾟｺｯ

管理人2)そっちじゃねぇよ。返事だ。

sm)ぁ、ありがとうございます…

管理人1 )…ｸｽｯw

管理人2)…ｸｽｸｽw

いつもこんな感じ。

返事したら笑われるし、お辞儀しても違うって言われる。

もう言われ慣れたんだろうけどね。自分でも分からないや(笑)

ご飯も最低限必要な分だけ持ってこられる。

いつも食べたくて食べてる訳じゃない。

食べなくちゃいけないから食べている。

全て食べないと無理にでも食べさせられることになる。

食べ切るまでずっと食べさせられる。食べたくもないような食べ物を。

本当ため息ついちゃうよな…

残り物のようなご飯。 1日1食。

それに、ここでの俺の扱いは周りよりも酷い気がする。

周りはご飯貰う時の挨拶を笑われる時はないし、たまに外で遊んでる時だってある。

暴力なども振られては居ない。

俺の扱いと正反対だ。

挨拶は笑われる。アザで所々紫色の手や足。おまけに外に出たこともない。

本当うんざりしちゃうよ。

sm)もぐもぐ…

ｶﾞﾁｬｯ

管理人1)よぅ。ちゃんと食えよ。

sm)…

管理人1)無視か〜？

sm)…

管理人1)はぁ…気ぃわりんだけど。

管理人1)売れ残りなんだから礼儀ぐらい覚えろよ。

sm)…

管理人1)まぁ礼儀覚えたところで売れねぇだろうけどなぁw

管理人1)売れなかったら処分だもんなぁ。悲しいなぁw

sm)…

悲しい…か。

俺はもう今すぐこんなところから抜け出したいけど。

管理人1)で、返事は？

sm)…

管理人1)ﾁｯ…しないんだぁ…

管理人1)流石にイラついてきた。殴らせろ。

sm)…ッ

身構えたところで特に何ともならないけど。

このまま現実から抜け出せないかな…