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地雷さんは回れ右
モブ(茂部)にひどいことされます_________________________________________
家に着き、ローレンをベッドに下ろした。こんなに疲れたのは久々だと溜息を吐く。すり、と未だ意識の戻らないローレンの頬を優しく摩ればその刺激だけでローレンは艶かしい声を漏らす。その事実がただただ悲しかった。
──ローレンは、あの変態野郎に……ヤられたのだろうか。
そう思えば思うほど、悔しくて堪らなかった。ずっと好きだった相手を、あんな変態野郎に、何故。
叶やレオスの反応を見るに、今回の任務は無理強いをしたわけでもなさそうだ。おそらく、断ってもいい怪しい任務をローレンが了承したのだろう。…どこまで了承したのかは定かではないが、これだけ涙の跡を付けているのだからローレンにとっても想定外のことが起こってしまったのは見て取れる。
……目が離せない奴だって、分かってたはずなのに。
「ん、ぅ……」
「! ローレン…」
目が覚めたのかローレンはうっすらと目を覗かせる。意識を取り戻したことが嬉しく、何度か名前を呼ぶもののローレンの目は虚なままで焦点が定まっていない。
「ローレン……?」
「あっ、……やぁ、…あ、…つぃ……ッ」
自分の体を抱き締めるようにしてローレンが震え出す。はぁはぁ、と浅い呼吸を繰り返し額には汗が吹き出している。
暦は二月で部屋の中は冷え切っている。だというのにローレンはあついあついと苦しそうに繰り返す。
「暑いの、ローレン…?」
「あっ! ひ、ン……ッ」
頬に触れればその頬は意識を失ってた時とは打って変わり、驚くほど熱い。そして葛葉の手が触れた瞬間、ローレンは肩を大袈裟なほど揺らした。
見れば、ローレンの下は既に勃ち上がっていて苦しそうにしている。
(……何か、盛られた…?)
漫画でしか見たことのないような反応をするローレンに葛葉はそんな疑念を抱く。ローレンは確かに意識を取り戻してはいるが、その目に葛葉を映していない。己の中に燻る熱と必死に戦っているようで、その姿はあまりにも痛々しい。
「…………ローレン」
「ひぁア!? あっ、やぁ…ンンッ…」
勃ちきったローレンのものをやわやわと直接握ればローレンは目を見開いて口をはくはくと閉口させる。人のものなど触ったこともなければ触りたいと思ったこともなかったが、ローレンのものなら不思議と平気だった。もっと善くしてやりたいと思うほど。
葛葉の手の感覚に涙をぼろぼろ流しながら頬を赤く染め、腰をくねらせる姿はあまりにも淫らだ。葛葉自身、昂る気持ちをなんとか抑えつけてローレンの反応を伺う。
「気持ちいい? ローレン……」
「あ、あぅ、き、きもち、ぃ、ン、ぁ……」
素直に気持ちいいと口にするローレンに胸が痛む。これがもし、自分の手でなくともローレンは反応してしまうのだろう。薬を盛られたのだから仕方がない。それでも、自分以外に反応するローレンなど想像するだけで吐き気がする。
「……ローレン、」
「……んンっ!? い、いや、ぁ、や……ンンッ」
下を刺激しながら唇を奪えばローレンは目を見開いてそれを拒否する。その反応が悲しくて、葛葉は半ば意地になり、ますますローレンの唇に齧り付いてローレンの口内を犯していく。やだ。その言葉を遮るように舌を差し込み、ローレンの舌を絡め取り、何度も何度も愛撫するように。いやぁ、と離れた唇から拒絶の言葉をか細く発するのと同時にローレンの腰が大きく揺れて、勢いよく出た白濁が葛葉の手を汚した。
「……はっ、上手にイけたな…?」
「あ、あぅ………んっ」
絶頂の余韻に浸っているローレンにちゅ、ともう一度キスをすると嫌そうに顔を背けられる。その反応にズキリと胸が痛んだものの、ローレンの了承なしにしたのだから諦めるしかないだろう。
「も、…やだ、……く、くっさん、……たすけ、て……」
「え……?」
聞き間違いかと思い、悪いと思いつつももう一度ローレンにキスをすると、次は弱々しくも両手で葛葉の胸板を押し返そうとしてくる。あまりにも貧弱な抵抗に加虐心を煽られたが、葛葉は残った理性を総動員してローレンを押し倒さないことに成功した。
「やっ、キス……や、だぁ……」
「……“くっさん”ならいいのに…?」
葛葉の言葉にローレンはぼろぼろと涙をこぼしながら頷く。
「く、くっさんが、いい……っ、くっさん、が、いい、よぉ……っ…!」
思いもよらない言葉に頭に血が上りすぎて死ぬかと思った。
ローレンは今、間違いなく意識がない。いや、覚醒はしているものの意識が飛んでしまっている。
そんなローレンが本能的にキスを拒み、葛葉が良いと告白した。それは先程総動員した葛葉の理性を吹き飛ばすほどの威力であり、しかし思いを伝えていない葛葉がローレンに手を出すのはどうしても躊躇われたため、葛葉は死ぬ気で己の理性を手放さないよう全ての煩悩に打ち勝つことに成功する。
「ローレン……」
「……? ひァ…! も、また……ぁ、やっ…!」
正しい方法かは分からないが、これだけ昂ってしまっているのならそれを発散させればローレンに施された熱は解けるかもしれない。
そう判断した葛葉は再びローレンのものを握り、やわやわと上下に動かせばローレンは堪らない声を上げ続ける。
「やっ、あぁ……っ、く、くっさぁっ、っ、…くっさん……っあぅッ」
「……っ、ローレン。見てろ…」
「んっん、ンンッ、んぅ〜〜〜ッ……!」
またしてもローレンの体が派手に痙攣をして、白濁を吐き出す。最初よりは色も薄く量も少ない。
絶頂の余韻に浸りながら恍惚とした表情を浮かべるローレンを葛葉は優しく撫でる。
「……今も未来も“くっさん”がちゃんと助けてやるから」
その言葉に安堵したのか、体力の限界がきたのか。おそらく後者であろうローレンは再び意識を手放した。
葛葉は痛いほど勃ちきった自身の熱をローレンに向けることなく、ローレンの後始末を済ませた後にトイレで一人処理するのだった。
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