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結局あの後俺が3人に再三に渡る説得をしてなんとかなった。

だが3人から提示された条件を俺が守らないといけなくなった。

その条件は

・全力でフォグマンから俺が3人を守る

・フォグアイランドは全速力で駆け抜ける

この2つだ。

正直俺にとっては簡単な条件だったので俺は二つ返事でOKした。

ヘックス「こんなんでいいのか?。」

のあ「はい、これなら言わなかったこと許してあげます。」

えと「決まったならもう寝ようよ。なんかもう疲れた。」ふぁ〜

ヘックス「そうだな。なんならもうるな寝てるしな。」チラッ

るな「Zzz….」

るなは俺の説得の最中に寝落ちしてしまった。








隈無く探せ!ここら辺にまだいるはずだ!

ヘックス(?なんの声だ?)カキカキ

自分の手を掻きながら起きると少し遠い先にある奴らがいる事がわかった。

ヘックス(あれは…..HNの官憲!?)

そう少し遠くにいたのはHNの官憲だったのだ。

ヘックス(アイツらもうこんなところまで来てたのか!急いで逃げないとやばいぞ!)

俺は急いで3人を叩き起こす。

ヘックス「おい!お前ら起きろ!」

「「「Zzz…..」」」

ヘックス「おーい!!」

必死に声をかけるが3人が起きる気配がない。

ヘックス(やっべ、どうしたらいいんだよ!)

俺は焦ってどうしたらいいか悩んだ末に、

ヘックス(あーもうこの際仕方がない!)

3人の頭を勢いよく叩く。

バチン!バチン!バチン!

のあ「痛っ!」

えと「痛!」

るな「!?」<頭を抑える

3人が頭を叩かれた痛みで眠りから覚める。

HN官憲「!おいいたぞ!!追えー!!!」

しかし3人の声で俺たちに気づいたHNの官憲がこっちに走ってきた。

ヘックス「起きたか!」

のあ「ヘックスさん!なんでいきなり頭を叩くんですか!?」

えと「なんか私たちしました!?」

るな「痛い!」

ヘックス「すまない!謝罪は後でたっぷりするからとりあえず起きてフォグアイランドまで全速力で走れ!!!」ダッ!

そう言って俺は真っ先にフォグアイランドに向かって全速力で走る。

のあ「え?えと何?」バッ

のあが後ろを振り向くとHNの官憲が物凄い勢いで自分たちの方へ向かって来ていた。

HN官憲「逮捕だぁぁぁぁ!!!!」ダダダダダ

のあ「!?いやぁぁぁぁぁ!!!」ダダダダダ

えと「うわ逃げないと!」ダダダダダ

るな「リバース送りは嫌だ!」ダダダダダ

急いで逃げ出す3人。俺はフォグアイランドに入る寸前のところで3人が来るのを待っていた。

ヘックス「こっちだー!」フリフリ

のあ「ヘックスさん!助けてぇぇ!!」ダダダ

えと「来ないで!!」ダダダダ

るな「ストーカーだー!!」ダダダダダ

HN官憲「待てぇぇぇぇぇ!!!」ダダダダ

ヘックス(クソ! HN官憲が思ったより走るのが速い。このままだと3人とも追いつかれるぞ!)

ヘックス(どうにかして官憲たちの動きを止めないと捕まってしまうぞ。)

どうやったら官憲の動きが止まるか考えていると自分の左横から別の声が聞こえてきた。

飢えた盗賊のボス「腹減ったなぁ。」

飢えた盗賊1「ボス、このままだと全員餓死します。」

飢えた盗賊のボス「ここら辺に食糧持った人いないかなぁ。」

ヘックス(しめた!アイツらだ!)

俺は盗賊たちの方へ大声で叫ぶ。

ヘックス「おい!そこの盗賊ども!!」

飢えた盗賊「!?」

ヘックス「あそこに変なマークな服を着た男たちがいるだろ!アイツらは大量に食糧持ってるぞ!」ビシッ!

俺は盗賊たちにHN官憲たちの相手をさせて時間稼ぎをさせることにした。

飢えた盗賊のボス「なんだと!?」

飢えた盗賊2「行きましょう!ボス!!」

飢えた盗賊のボス「おう!行くぞ!」

飢えた盗賊「うおおぉぉぉぉ!!!!」ダダダ

飢えた盗賊たちが一気にHN官憲たちめがけて走っていった。

HN官憲「!?なんだ貴様らは!」

飢えた盗賊6「食糧をよこせー!!!」

HN官憲「仕方ない全員応戦しろ!」

HN官憲たち「おおおぉぉぉ!!!!」

のあ「今のうちに行きましょう!」ダダダダ

えと「うん!」ダダダダダ

るな「凄いことになってる。」ダダダダダ

3人の後ろで飢えた盗賊とHN官憲たちが血みどろの戦いを繰り広げる中俺たち4人はフォグアイランドへと入っていく。

ヘックス「よし、入るぞ。」ダダダダダ

のあ「待ってくださーい!」ダダダダダ

えと「フォグアイランドへ!」ダダダダダ

るな「let’s goー!」ダダダダダ









のあ「はぁ…..はぁ…..ヘックス….さん…少し…..休憩….しませ….んか….」トコトコ

えと「もう….はぁ….走れ…..はぁ….ません….はぁ…」トコトコ

るな「はぁ….身体中….汗まみれ….はぁ….で….気持ち…..はぁ…..悪い….です….はぁ…」トコトコ

最初は元気よく走っていた3人だったが数十分も走っていると流石に限界がきたらしい。

ヘックス(俺はまだまだ平気だが3人がばててるしここいらで休憩挟んどくか…。)タッタッタッ

正直言ってフォグマンがウロウロしているフォグアイランドで休憩するのはほぼ自殺行為でもあるが仕方がない。

万が一フォグマンに見つかった場合は、俺が時間稼ぎをして3人には先にモングレルへ行かせることにしよう。

ヘックス「わかった。あの岩の上で少し休憩しよう。」

俺たちは近くにあった大きな石に座って休憩することにした。

ヘックス「ほれ、水瓶。」スッ

のあ「あ…ありがとうございます…」

えと「ありがとヘックスさん….」

るな「ありがとうございます….」

疲れているからか声にあまり元気が感じられない。

俺から水瓶を貰ったのあ・えと・るなは*ゴクゴク*と水瓶を飲み干していった。

のあ「あ〜生き返る〜。」

えと「水をこんなに美味しいと思ったこと今までなかったよ。」

るな「麦芽飲料の方が美味しいですけどね!」

ヘックス「ははは、少しは元気になったようだな。」

のあ「はい、水を飲んだおかげで喉の渇きは無くなりました。」

えと「脚の痛みは無くなってませんけどね。」サスサス

るな「るなも脚痛い。」サスサス

ヘックス「でもあんまりここで長居もできないからなあと数分したらまた走ってモングレルまで行くぞ。」

るな「モングレルまであとどれぐらいなんですか?」モミモミ

ヘックス「そうだなぁ….まだ少なくとも数十分はかかると思うぞ。」

えと「まだそんなに!?」サスサス

のあ「絶対明日脚が筋肉痛になリますね。」サスサス

ヘックス「そう言ってもしょうがない。」

えと「はぁ〜それにしても本当に霧に包まれてんだフォグアイランド。」

るな「ずっと視界が少し白いですもんね。」

のあ「ここで道に迷ったら二度と出れない気がします。」

ヘックス「ちゃんと俺についてこいよ。迷ったらもれなくフォグマンの餌だからな。」

のあ「それは嫌!」

えと「嫌だ〜。」

るな「るなも嫌!!」

ヘックス「わかった。じゃあそろそろ行くぞ。走る準備しとけー。」

「「「はーい」」」

3人が岩から立ち上がって走る為に脚を念入りに解している。

ヘックス「よし行くぞー。」

俺たちは再び走り出しモングレルへと向かい始めた。






ヘックス「3人とも〜頑張れーもう少しでモングレルの筈だぞ〜。」タッタッタッタ

のあ「はぁ…..はぁ….」タッタッタ

えと「はぁ…はぁ….はぁ…」タッタッタ

るな「はぁ…….はぁ……はぁ…..」タッタッタ

ヘックス(今の所フォグマンとも遭遇してないしこのままモングレルまで行けるといいんだが…)

そんなことを考えていると遠くの方に建物が見えてきた。

ヘックス「?….!おーい!3人とも!!モングレルが見えてきたぞ!!」

のあ「本当…..はぁ….ですか!?….」タッタ

えと「….はぁ….もう少し….の….辛抱….」タッタ

るな「はぁ…..脚が…..はぁ…」タッタ

3人が最後の力を振り絞って走り続けている。俺はまだまだ余裕があるので周りを見回しながら走る。

ヘックス(それにしてもこんなにフォグマンがいないものなのか?昔アイツと来た時はフォグアイランドに入った瞬間にフォグマンと出会ってモングレルまでずっと全力疾走したもんだが。)




ヘックス「おい!これはどうゆうことだよ!?」ダダダダダダ

?「いやーまさかフォグアイランドに入った瞬間にフォグマンと出会うとは俺も予想外www」ダダダダダ

?「〇〇もそう思いますwww」ダダダダダ

ヘックス「笑っとる場合か!」ダダダダダ

?「とりあえずモングレルまで全力ダッシュだー!」ダダダダダ

?「〇〇もそう思いまーす!」ダダダダダ

ヘックス「畜生!やっぱりコイツと一緒にくるんじゃなかったぁぁぁぁ!!」ダダダダダ




ヘックス(あの後ひたすらモングレルまで全力ダッシュしたからな。あん時はアイツを恨んだもんだ。まぁ、そのおかげで馬鹿みたいに体力はついたしモングレルまでの道も覚えれたんだけどな。)

ウゥーーーーーーーー!!!!

ヘックス「!?」タッタッタッタ

のあ「!?」タッタッ

えと「!?」タッタッ

るな「!?」タッタッ

後ろの方から俺にとっては聞き覚えのある声が聞こえてきた。

ヘックス「まさか!」バッ!

走りながら後ろを振り返るとのあ・えと・るな・の後ろに水色の肌をしたハイブが追ってきていた。

ヘックス(間違いない!フォグマンだ!!)

のあ「ヘックスさーーん!!!」タッタッ

えと「なんか私たちの後ろにいるよねぇ!?」タッタッ

るな「るなおいしくないよ〜!!」タッタッ

しかもよく見るとソイツの後ろからも多くのフォグマンが追って来ていた。

ヘックス「クソっ!お前ら先に行け!」

俺は身体の方向を180度変えてフォグマンの方に向ける。

ヘックス「モングレルに着いたら真っ先に俺の状況を伝えろ!そしたらきっと門の衛兵が俺を助けにきてくれるだろうから!」

俺は伝えれる最小限のことを行って鞘から刀を抜刀し走り始める。

のあ「ヘックスさん!」タッタッ

えと「ヘックス!」タッタッ

るな「ヘックスさーん!」タッタッ

3人の間を通る間際に「俺のことは気にすんな!自分のことをまず第一に考えろ!!」と言いフォグマンへ向かっていく。

のあ「….わかりました!」ダダダ

えと「了解!」ダダダ

るな「死なないでくださいね!」ダダダ

3人の走るスピードが速くなったことが地面を蹴る音でわかる。

ヘックス「行くぞフォグマン!」ダダダダダ

フォグマン1「ウゥーーーーー!!!」

俺は刀を走って来るフォグマンに向かって勢いよく斬りかかる。

ヘックス「おりゃぁぁ!」

空気が真っ二つに切り裂かれるような*ブン*とゆう音を立てながら刀はフォグマンの身体を斬る

ザクッ!

斬りつけた瞬間フォグマンの斬りつけられた身体からは血が出てきた。

フォグマン1「うぅぅぅ!」ドサッ!

フォグマンは痛がりその場に倒れ込む。

ヘックス(コイツはもういい….他に来るフォグマンの相手をしなければ!)

いつもの俺ならここで完全にコイツを仕留めるのだが今回はそんなことをしている余裕がない。

ヘックス(門の衛兵が助けに来るまでなんとか持ち堪えなければ))

フォグマン2「ガァァァァァァ!!!」

フォグマン3「ウゥゥゥゥ!」

フォグマン4「ウゥゥゥ!!」

フォグマン5「ウゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

続いてフォグマン4体が俺に向かって走ってきておりしかも全員棒みたいなものを物を手に持って俺に突貫してきた。

ヘックス「次は4体一気に相手しろってか!いきなり増えすぎだろ!!」

フォグマン2「ガァァァァァァ!!」ブン

ヘックス「あぶね!」

フォグマン2が振り下ろした棒を間一髪でなんとか避ける。

フォグマン3「ウゥゥゥゥゥ!」ブンブン

ヘックス「うおっ!」キン!

フォグマン3の棒を刀で受け止める。しかしこうしている間にもほかのフォグマンが現れ始めていた。

フォグマン6〜17「ガァァァァァァ!!!」

ヘックス「クソ!どんどん増えてきやがる!ここは一旦逃げよう!」ダッ!

俺はモングレルの方面へ向かって逃げる。だがフォグマンたちも当然追ってきていた。

ヘックス(流石に数が多すぎる…このままではフォグマンたちに数の暴力でやられる。)タタタタ

フォグマン2〜28「ウゥゥゥゥゥ!!!」ダダダダダダ

ヘックス「こんだけ多くのフォグマンに追われていると昔アイツと来た時の光景が目に浮かぶなぁ!」タタタタ

フォグマン9「ガァァァァァ!」ブンッ!

カン!

ヘックス「なんだ?」バッ

自分の鎧から音がしたため走りながら後ろを振り返ると地面にフォグマンが持っていた棒が落ちていた。

ヘックス「まさかアイツ持ってた棒を俺に投げてきたのか!?」

するとフォグマンたちが一斉に棒を投げ始める。

フォグマン2〜35「ガァァァァァ!!!ブンッ!

少なくとも20本以上の棒が自分に向かって投げつけられる。

俺は頭に当たらないように手で頭を守りながら走り続ける。手に何回も当たって流石に鎧付けてても痛い。

ヘックス(くっそ、棒投げるようになったのかよコイツら。どんだけ食いたいんだよ!)タタタタ

しかしこの時の俺は気づいていなかった。自分の足元にフォグマンの投げた棒が転がっていることに。

カツっ

ヘックス「しまっ!」ヨロ

地面に落ちていた棒に脚が引っかかってしまい俺はバランスを崩して地面に倒れ込んでしまった。

ヘックス「っ!」ドサッ!

ヘックス(やばい!今すぐにでも立ち上がらないと!)

俺はすぐにでも地面から立ち上がろうとした、しかしフォグマンたちはそれを許さなかった。

フォグマン2〜7「ガァァァァ!!!ドガッ!

ヘックス「ぐえ!」

フォグマンたちが俺の上に乗っかってきたのだ。

ヘックス(俺を逃す気は一切ないようだな!)

俺は刀を鞘から抜刀しようとしたがフォグマンに乗られているせいで抜刀ができない。

フォグマン9「ウゥゥゥ!」ガブッ!

ヘックス「痛っ!!」

フォグマンが俺の腕に咬みついてきた。鎧越しでもめちゃくちゃ痛い。

身体は鎧で守られている為咬みつかれても全然平気だが鎧に覆われていない部分が多い腕や脚にフォグマンたちがどんどん咬みついてくる。

ヘックス「ぐあぁぁぁぁ!!!」

フォグマン8〜14「うぅぅぅ!」ガブガブ

そんな俺の唯一の救いはフォグマン同士の身体が干渉しあってフォグマン全員に咬みつかれないことぐらいだ。

まぁ、それでも充分痛いがな!!!

フォグマン26「ガァァァァ!」ガブッ!

ヘックス「!?」

フォグマンの1体が俺の右手の人差し指に咬みついてきた。

ヘックス「ああああぁぁぁぁぁ!!!」

フォグマン26「うぅぅぅ!!」ブチッ!

フォグマンが俺の人差し指を咬みちぎった。最悪だ!!しかもくっそ痛ぇ!!

ヘックス「うあぁぁぁぁぁぁ!?」

フォグマンに咬みちぎられた指から血がドバドバと出てきていた。

フォグマン26「クチャキチャ」

目の前でフォグマンが俺の指をムシャムシャと食っている。

ヘックス(畜生!ここで俺の人生は終わるのか!!)

俺はフォグマンたちから逃げ出すのは不可能だと思い始めた。

ヘックス(俺はフォグマンたちに食い殺されるのか!まだ何か手立てはないのか!)

なんとか抜け出す方法を考えようとするがフォグマンたちの咬みつく痛みのせいで頭がよく回らない。

ヘックス(もうダメなのか。)

そう思った瞬間、

?「大丈夫かぁ!!ダダダダダ

ヘックス(!?)バッ!

頭をあげ声が聞こえてきた方向を見るとモングレルの衛兵たちが助けに向かって来ていた。

モングレルの衛兵1〜35「助けにきたぞぉ!

のあ「ヘックスさん!」

えと「衛兵さんたち呼んできたよ!!」

るな「今助けに行きます!!」

うり「俺も助けるぜ!」

たっつん「のあさんたちを救ってくれた恩を今返すときやぁ!」

フォグマン2〜47 バッ!

フォグマン2〜47「ガァァァァ!!ダダダダ

俺の周りにいたフォグマンたちが一斉に衛兵たちに向かって突貫していく。

モングレルの衛兵隊長「かかれぇぇぇ!!」

モングレルの衛兵1〜35「おおおぉぉぉぉぉ!!ダダダダダダ

のあ「私たちも行きますよ!」タタタタタ!

えと「よし!」タタタタタ!

るな「突撃ー!!」タタタタタ!

うり「おっしゃぁぁぁぁ!」タタタタタ!

たっつん「行くでぇぇぇ!!」タタタタタ!

からぴちの異世界冒険記

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