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展開が変わってきたぞー?? すごい…好きだ((
もしかしなくても神ですか…、?? 一気に展開が動いたと思ったら衝撃の事実…、まさか黒さんも桃さんのこと知ってたなんて吃驚です😳 お話が終わりに近づいて来た感じがして悲しいですけど続きも楽しみに待ってます!
こんばんは、奏佑です!
ちょっと幼児化の方を書き進めていて
投稿遅くなりました(
今回は一気に展開が動きます!
続きいきましょう!!
※ 御本人様には一切関係御座いません。
ー
【 桃side 】
当日。
俺達五人が部屋に集まったのを確認して
まろが内線で屋敷内へと呼びかける。
青「 お前ら準備はええな 」
「 特攻部隊はりうらに、押収部隊は初兎に続いてここを出ろ 」
「 後の指示は各自指揮官に従え 」
まろが内線を切ったあとすぐ、
屋敷中からの雄叫びが響いた。
俺も戦いに備えようとホルスターに
触れたのだが、いつも収まっているはずの
武器がなかった。
桃 ( ?
「 ごめん部屋に武器忘れてきたみたい 」
「 取ってきてもいい? 」
青「 ……いってらっしゃい 」
まろの部屋に戻ると、覚えのない所に
俺が扱う刀と銃が置いてあった。
桃「 …こんなとこに置いたっけな…、? 」
( ばんッッ!!!
桃 ( !
強く扉を叩かれた音で振り返る。
嫌な予感がして急いで扉を引くも、
予想通りびくともしない。
桃「 っ…誰、!? 」
黒「 …俺や 」
桃「 あにき、?何してんの、開けて!俺も早く行かないと…、!! 」
黒「 まろが帰ってくるまで、ないこはここから出せん 」
桃「 …は…、? 」
黒「 中にある通信機、もう片方を持ってんのはまろ。理由なら本人に聞いてみ。 」
「 …聞いても返ってこないと思うけど 」
桃 「 まろ…、 」
通信機に耳を傾けると、
微かに車のエンジン音が聞こえる。
桃「 ま、 」
白 < まろちゃん、!
桃 ( !
白 < なんでないちゃん置いてくん…、!?
< 悠くんまで置いてきて…!りうちゃん一人で指揮とらせるつもりなん、!?
青 < りうらなら大丈夫や
< あにきも承知の上やし
水 < ないちゃん達置いていったってなんのメリットもないじゃん、!戦力が減るだけなのになんで…、
青 < もう二度とあんな目に合わせないようにするには、こうするしかないんや
白 < …どういうことや…、?
青 < …終わったら全部話す…だから必ず生きて帰れよ
白 < ……わかった
水 < …深い意味があるんでしょ、そうじゃなかったら絶対許さないからね…、!!
青 < …すまん、ありがとう…、
黒「 …わかった? 」
桃「 …わかんないよ、ほんとに意味わかんない…、いむとりうらもなんで納得してんだよ… 」
黒「 まろが真剣な顔しとったんやろ 」
桃「 おかしいじゃん、!!俺から持ちかけたこんな危険な話に、俺自身が行かないなんて…、! 」
黒「 …我慢せえ、俺やって色々堪えてここにおんねん 」
桃「 ッ…何考えてんの…、出してあにき、!誰かタヒにでもしたらどうす、 」
黒「 まろからの頼みなんや!!!! 」
盃を交わしてから一週間と少し。
初めてあにきが大きな声で叫んだ。
それも、信じられないくらい大きな声で。
桃「 たの、み…? 」
黒「 初めてまろが、俺を頼った。 」
「 俺とりうらを信用して話してくれた 」
桃「 なんのはなし…、 」
黒「 …これは、おれが話すべきことちゃうかもしれん、けど…俺も関係者やから… 」
どさっ、という音と共に
扉がほんの少しだけ部屋側に動いた。
黒「 …ないこお前、身体中に火傷の痕あるやろ 」
桃 ( ! 「 …なんで知ってんの…、? 」
黒「 …お前を火の中から助け出したの…俺やから…、 」
桃「 …え、? 」
黒「 昔…俺がまだ高校生やった時…、家の近く歩いてたら爆発音聞こえてさ… 」
「 音のする方に行ったら、ある家の一部屋だけが異様に燃えとって 」
「 よく見たらその部屋に人が倒れてたから、助けに行った 」
桃「 っ、 」 ( ずきっ
傷を見た時のように頭が痛む。
黒「 だけどそこまで行くのに手こずって…登れた時にはもう、そいつの肌は酷く爛れた部分がよう目立っとった。 」
「 急いで救急車呼んで乗った所までは見送ったけど、俺は一緒に乗ってないからそいつのその後は知らん 」
「 何故か顔だけは焼かれてへんかったし、髪色も顔立ちも殆ど変わってないからすぐお前やって分かったよ 」
「 …だから、まろからその話聞いた後にお前が入ってきて、その時のまろの反応に二重で驚いた。 」
「 まろが、’ 幼馴染を殺した ‘ なんて言うもんやから 」
そう言った後、あにきは俺に
まろから聞いた話を全て伝えてくれた。
桃「 ……なにそれ、 」
「 まろは何もしてないんでしょ、じゃあまろが気にすることなんてひとつも、! 」
黒「 何もしてないから気にしとるんや 」
「 その場にいたのに何も出来ひんかった、自分は幼馴染一人の命も守れへんかったのか、って 」
「 …まろは…今回の騒動でタヒぬ気なんやと思う 」
「 まろなりのケジメ、って…言っとったけど…俺はそんなん嫌や…、 」
扉の向こうのあにきの声が
少し震えた気がした。
桃「 …避けてあにき 」
黒 ( ?
桃「 扉から離れて 」
黒「 なにする気や 」
桃「 いいから早く 」
考えるように間を開けた後、
あにきが扉から離れた音がしてから
すぐに扉を蹴り倒した。
黒「 は…、 」
桃「 あにきの任務は俺を傷付けずに保護すること。けど部屋から出ちゃったんじゃどう足掻いても無理じゃん? 」
「 …まろがほんとにそんなこと考えてるなら俺が止める。 」
「 …ねぇあにき 」
黒「 …、 」
桃「 あにきにとっても、まろは大事な人なんでしょ、? 」
「 だったら今回の脱走も許してよ 」
「 まろを止められるのは俺しかいない。大丈夫、なるようになるよ 」 ( にこっ
あにきの大きな瞳に水の膜が張る。
唇を噛み締めてから目を伏せると
床に水滴が落ちた。
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