この作品はいかがでしたか?
20
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私はずっと心も体も穴だらけで空っぽだった
ここはどこ?どうしてここにいるんだろう。あれ?今まで私は何をしていたの?分からない…思い出せない
そういえばみんなは?どこにいるの? そう思いながらもボロボロになった体で歩き出す。
そうだ。みんなは死んだんだ。
この魔法描くともう何もかもどうでも良くなるんだ。
暗闇に引き込まれてもう何もかもいらなくなるの。
姉さんは私を助けてくれた。
瀕死に陥った自分を姉さんは傷だらけでボロボロになりながらも必死に私を守り助けてくれたんだ。
私は血が染まり死んでいく人を見ながらも1人で泣いていた。
だって私は死んでも姉さんを置いていくことは出来なかったから。
姉さんたちにも子供はいる。でも私は自分だけでも生きていくのが難しい中で自分が生きていくのに必死だった。それなのに私がこの子たちを育てろと言ってもどうすればいいのか分かんない。
だからこそ余計にだったんだ。
火が燃え盛る中で私は1人立ち尽くした。
私は、苦しい決断でその場から姉さんたちを置き1人立ち去ることにした。
家ももう焼けているし帰る場所もない、全身傷だらけで走った。
この争う時代は生きることが難しい時代だ。
私は力尽きても何もない中で歩くことしか選択肢はなかった。
水も食べ物もない中私は新しい場所を求めて歩いていた。
私はただみんなが闘って死んでいくのを見ていることしか出来なかったんだ。
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