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「なんやねん！あれ！」
愛梨がやってきて目を細めた。愛梨は怒ると関西弁になる
「信じらんない！！」
祐夜もいつもはとんでもないことをいったり、ちゃらけてるが珍しく怒ってる
「愛梨姉…。あの人ら邪魔はしてふざけてるんだよ！？しかも体育中に！？」
「あんたもちゃらけるのいい加減やめろや！あんたの真似してるんやろ！もっと考えろや祐夜」
愛梨は弟をチラッと睨んで言ってから走って止めにいく。
「そこ！！いい加減ふざけるのやめろや！！そんなことしてるならさっさと体育やれや！お前らのせいで時間ないやろ！！」
愛梨が怒ったら怖いのかさっきまでふざけてたメンバーが怒られて見事に大人しくなった。
愛梨が止めたことで体育の担任もホッとしたような顔した。愛梨は周りの先生や生徒から信頼されている。
今もそうだけど周りをまとめたりするし、優秀生でもあるからリーダー的存在だ。
でもそんなこと構わず容姿端麗で、誰でも仲良くしてくれるし困ってる時も声かけてくれてる優しい。
だけど普段の姿は豹変する。
愛梨は命を狙われてるし周りからも嫌がらせやいじめを受けていた。
操られて人を殺してしまったこともあって自分の能力に怯えている。
でも愛梨が怯えているのはそいう意味ではなかった。なぜなら愛梨は自分が狙われる一番の理由に気づいていた。愛梨がその理由に怯えていたのだ
彼女はこの世を支配するテアカノンの中でも壮大な力を持つ一家の血を引いているのだから
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