テラーノベル
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この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
⚠なんか色んなCPがでてきます
・いわめめ
・あべめめ
・後に○○いわが多分出るかなぁ…
です、地雷さん自衛お願いします
1、2話くらいまではフツーの話なんですけど実は此方「domsub」ですのでそこんとこの把握もお願いします
ちなみに
阿部→dom
岩本→swich
目黒→sub
後から出てくる誰か→dom2体目
の予定です
以上の説明を読んで尚大丈夫な方はお進みくださいませ
阿部→「」
目黒→『』
岩本→【】
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阿部side
ピンポーン
突然チャイムが鳴った。宅配なんか頼んでないし誰かが来る予定も無かったのに。ちょっと怪しく思いながらもモニターを見てみると汗だくのめめがいた。…え、めめ?
「…えっ、どういう……、めめ?」
『…ぁ、ぁべちゃ、あべちゃん…、』
今にも泣きそうな顔。縋るような、何かに怯えているような声で俺の名前を呼んでいる。それもそのはず、めめはこの数ヶ月行方不明になっていてずっと捜索されていた。俺だって、他のメンバーだって、ごく微量な空いてる時間しか使えなかったけど色んなとこを捜したし何度も連絡をとろうと試みた。でも見付からなかった。それなのに、そのめめが急にうちに来たもんだから俺も何が何だかわからない。なんかでも多分死ぬ気で何かから逃げてきたんだろうから、助けてあげなければ。とりあえず縺れる足を必死に動かして玄関まで足早に向かえばドアを開く
「めめ!あの、ぁ、え、大丈夫…じゃないよね、」
『あべちゃ、、ごめ、たす、助け…』
「え、ちょ、とりあえず入る?!ってか入りな?」
『ぁ、りがと…』
こくりと頷いた彼を部屋へ通して玄関の鍵を閉め、とりあえずソファに座らせる。最後に見た時と比べて明らかに痩せてしまっていた。久々に会えて嬉しい反面、何があったのかわからないうえにボロボロだから心配で仕方がなくて。痣なのかキスマなのか、彼の身体には色んな赤黒い跡がたくさんのこっていた
「…あ、なんか飲み物でも出そうか」
『…いや、』
「いいのいいの、遠慮しないで。なんか一緒に飲も?あ、今日夜ご飯も一緒に作って食べよっか」
『…いいの?』
「いいって、…その間にさ、辛くなかったらこの数ヶ月間のこと、教えてくれる?」
『……うん、』
「言いたくないことがあったら言わなくてもいいし」
『…ん、ありがと、』
温かいココアを出して二人で飲んで。その時に彼の身に何があったのかを聞いた。にわかにも信じ難い話をされたけれど、彼が嘘をついているとは思えなかったしこんなにも衰弱した人間を疑うなんてことは出来なかった
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『…8ヶ月前、』
「ん?ぁ、うん、」
『岩本くんに告白されたんだ』
「へ?」
『…ずっと俺のことを好きで居てくれたみたいで。でも俺は俺で、好きな人が居た…から、断ったの』
「まあ…めめにも好きな人が居たなら、そうなるよね」
『そしたらなんかこう…その後から、ちょっと、気まずくなっちゃって。暫くあんま話せない期間が…あったんだよね』
「あー…確かにあったね、あの二人何かあったのかな?ってメンバー内でも話題になってたよ」
『そんな分かりやすかったんだ、笑 で、俺このままじゃダメだなって思ったから岩本くんに話しに…行ったんだよね。私情で仕事に支障をきたしちゃまずいよって…』
「うんうん」
『そしたらなんか、ちょっとここの記憶が曖昧なんだけど…よくわかんない薬みたいなの、飲まされて、気が付いたら岩本くんの家に居た』
「…ほう?」
『その後はその…ぁ、の…え…っと、』
「あ、いいよめめ、大体わかったから。ありがとう教えてくれて」
『あの時の…岩本くん、目茶苦茶こゎ、くて…、』
「そうだよね、…これからは俺が守るから安心して?」
それは口先だけの言葉じゃなかった。照に先を越されてただなんて夢にも思わなかったけれど俺だってめめのことがずっと好きだったし今も好きだから。絶対にもう怖い思いはさせない。助けを求めて来てくれた以上、これからは俺が責任持って彼を守りきる。そう覚悟すると本日2回目のインターホンが鳴った
「…?え、また?」
『…宅配、とか?』
「…出てくるわ、ちょっとだけ静かにしててね?」
嫌な予感がしたから近くにあったブランケットを彼を包むようにかけて静かにしておくよう指示する。一息ついてからモニターを覗きに行くとそこには今一番会いたくない人物が居た
ガチャ、とドアを開けると珍しく焦った様子の我らがリーダー、岩本照の姿があった。あの話を聞いた後だと色々思うところはあるがとりあえず用件は聞いてやることにした
「え、照どうしたの?アポ無しで来るとか、らしくな…」
【めめ…めめ来てない?】
「…めめ?」
【そう、めめ。目黒蓮、ここ来てない?】
「来るも何も、見付かんないからずっとみんなで捜してるじゃん。なんで俺のとこに居ると思ったの、今日の照なんかおかしいよ。俺も一緒に捜し行こうか?」
【ぇ、あ、いや……この辺で、めめらしき人の目撃情報があった、って聞いたから、見てねえかな…って】
「えっ、そうなの?俺ずっと家居て今日は外出てないからわかんないな…」
【そっか……そっか、見てないならいいんだ、ごめん、俺もうちょい探してくるわ】
「ん、わかった。俺も明日はちょっと捜してみようかな」
【あーいや、俺探すからいいよ】
「え、でもみんなで捜した方が…」
【いいから。んじゃまた】
ガチャン、と多少乱暴にドアが閉まる。足音から照が遠くに行ったことを確認してから鍵を閉めてめめのもとへ戻ると酷く怯えていた
『…ぃ、い、わもとく…』
「大丈夫、もう行ったよ。絶対会わせないし悪いようにはしないから。ね、俺のこと信じて?」
『ぅ…あべちゃん…ごめ、こんな…巻き込んで、』
「謝んないでよ、めめが悪いわけじゃないでしょ。大丈夫だから、俺も他のメンバーも、誰もめめのこと責めたりしないよ」
『…うん、、ありがと…ありがとう、』
それでも尚不安気な彼を安心させようと優しく抱き締めると微かにだが俺の背中に腕が回された感覚がした。こんな状況下で幸せだと思ってしまう俺は、ある意味照と同じなんだろうか。まあそんなことは今はどうでもいい。これからどうやって彼を普通の生活に戻してやるか。今はそれだけを考えることにした
コメント
1件
岩本、君? 結構監禁?しちゃってるねめめ大丈夫か~!