『えっと木兎さん、、?』
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『えっと木兎さん、、?』
今回の合宿に木兎さんが居たことに驚きを隠せなかった
『なんだ?俺が居て変か?』
頷くとため息をつかれた。
『今回俺の高校もいるからなー?』
ちゃんと来るチーム確認しとけばよかったと反省。今日で反省するのは何回目か。自分に少し呆れてしまった。そんな時、後輩の谷地仁花が来た。だが、こっちに来たかと思えば青ざめた顔で肩により掛かってきた。
『どうしたの?』
そう問いかけると、口を抑えて首を横に振った。ますます状況が理解出来ず、木兎さんにも迷惑が、、
『…潔子さん、』
…え?清水先輩がどうしたの?眉毛の間にシワが寄ってきていることに仁花も気づき、向こうの状況を教えてもらうことに。
『怒って先輩にぶつけるサーブの練習してます、、、』
鳥肌が立った。奥には[清水潔子にご注意]と清水さん激愛組の田中と西谷がダンボールを持ち、訴えてきた。これはまずいと流石に理解し、戸惑いが隠しきれない。そんな時にKYな木兎さんが
『サーブの練習!?そいつ強いのか!?』
……何言ってんだこの人。たまに木兎さんが無意識にしてしまうKY行為に皆開けた後口が塞がらない様子。
『きっと体中痣だらけになって体がボコボコになって…』
『こんな私が居るから先輩の行為を知らせずにこんな事になって…ブツブツ』
始まりました。私の後輩谷地仁花あるある。ネガティブ思考になりやすい。こうなったら止めるのは地味に面倒。清水先輩が怒ったらそれも面倒。何もかにも面倒くさくなった状況。最悪だよ。そんな時
『お嬢さん、あの子の事は僕らに任せてどっか逃げといて。』
音駒で1番仲の良い黒尾さん。黒尾さんはまじでバレーもコミ力も全てが憧れの私の先輩。って、そんなこと話してる場合じゃなかった。
私は急ぎ足で案内された場所に足を運んだ。
その後、KYの木兎さんはいつの間にかいなくなり、清水先輩に話かけていた。
木兎視点
鳴り止まないバレーボールの音。その音に興奮して近づく。サーブの練習をしていたのはどっかのマネージャーだった。その人が志愛が話してた人か?ときになりつつ声をかけようとした瞬間
『木兎さん、今からミーティングです。』
呼ばれた方を向くと赤葦が居た
『赤葦〜!』
俺が大きな声で言うと赤葦は口の前に人差し指を出し、静かにしろと訴えてくる。そんな時
『どちら様?』
後ろを向くとそこには清水さんが
『ねぇ、志愛って子見なかった?日之 志愛』
質問に木兎が…
『志愛か?志愛なら…』
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誰もコメントしてくれない世界線かなちぃ