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父と最後に話したのは、私が高校生の時だった
ある日、父から遠くに赴任することが決まり、
しばらく家に帰ってこれないとのことだった
🗡️「済まない…」
🇯🇵「いえいえ大丈夫ですよ!少し寂しいですが、私ももう直ぐ大人だし一人暮らしする練習にはちょうどいいかと…」
🗡️「そ、そうか…」
🐈「やだー!私お兄ちゃんと離れたくない!」
🗡️「我儘言うな!お前はいつもいつも絵ばっかり描いて兄に家事を任せているからダメだ!
俺と来い!」
🐈「うわーん!お兄ちゃん助けてー!」
中学生とは思えない駄々のこねかたをし、日本の後ろに回る
🇯🇵「ちょっと…にゃぽん」
🗡️「お前も何か言ってやれ」
🇯🇵「にゃぽん!ここは潔く父上に従った方が…」
🐈「…。」
日本が強い口調で語った後、にゃぽんは鼻を
曲げて自室へと駆けて行ってしまった
🗡️「全く…世話の焼ける娘だ。こいつは俺が一人前に育てなければダメだな」
🇯🇵「いつ行くのですか?」
🗡️「3日後だ」
🇯🇵「は、はぁ…」
ああ言ったとはいえ、私はにゃぽんと同じ気持ちを抱えていた。突然、家族がいなくなって、
一人暮らし同然の生活を送る…
内心不安だった
でも、弱音は言ってられなかった
「もうすぐ大人」の意識の方が強かった
だから見送りする時もーー
🗡️「じゃあ、暫く達者でな」
🐈「お兄ちゃんバイバイ…😢」
🇯🇵「私はいつでも待ってますからね!」
と、元気に送り出した
結果、2人は数ヶ月、いや
数年経っても帰ってこなかった
🗡️「ようこそ、我々の世界へ」
信じられなかった。目の前に写っている顔は
数年前に見たものとはなんら変わりはない
それなのに父は、染まっているように見えた
🇯🇵「父上…」
🗡️「さあ行こう。同僚たちが待ってる」
🗡️「…どうした。何を慄いている」
🇯🇵「その…にゃぽんは」
🗡️「あぁ、彼女なら元気にしてるぞ」
🇯🇵「〜〜!!」
🗡️「今はうちの会社でジムを勤めてる」
バタンッ
🗡️「おい?おい!しっかりしろ…」
「…お、起きた!おはようなんね!」
誰だ…この声…聞き覚えのない…
「本当に顔そっくりだな。流石日帝の息子だ」
2人…知らない…誰…
🇯🇵「うん?」
左に顔を向けると、真っ白な軍服と、真っ暗な
軍服をきた二人組がこちらを見つめていた
🇯🇵「あなたたちは…だれ?これは…ゆめ?」
ぐいっ
頬をつねられた
🇯🇵「痛っ!」
「痛いってことは夢じゃないよー?」
「大丈夫か?お前貧血だったんだぞ」
🇯🇵「それよりも…あなたたちは…」
「会議を始めるぞお前達」
唯一聞き覚えのある声が聞こえた
反射で体を起こす
🗡️「おっ、おはよう。我が息子よ」
🇯🇵「…。」
やっぱり夢じゃなかった…夢だと信じたかった
🗡️「立てるか?今日はお前のために色々説明してやろうと思ってな」
初日で説明は当たり前ですけど…私の気持ち
察してくださいよ!
🗡️「案ずるな。全部話してやる」
察してた!流石父上!
「腹減ったよね〜?ピッツァ食べる?」
「だから持ち込むなって言ってんだろ!」
🇯🇵「父上…この二人組は?」
「あっ!ごめん。僕の名前はイタ王!(👑)」
「…ナチス(卍)だ」
🗡️「2人は私を支えてくれる柱だ。いつも頼りになっている」
🇯🇵「は、はぁ…」
状況が追いつかないまま、私はベッドと思わしき机から身を下ろし、会議用の部屋へと案内される。周りを見た感じ、私が勤めていた会社と
変わりはない…いや、そういうフリなのかもしれない
🗡️「よし、ここに座ってくれ」
🇯🇵「失礼します」
👑「よっと!」
卍「…。(日本をチラチラ見る)」
🗡️「さて、本日も始めよう…その前に日本」
🇯🇵「はい」
🗡️「初めに言っておく。私達は暴力団ではない」
ほっ
🗡️「厳密に言えば、暴力団同士の利害を管理する 調停者だ」
?????
調停者?なにそれ?うちの会社って、裏社会と繋がってたの?だから部長も言えなかったって
こと?
卍「お前は知らないかもしれないが、この街は
もはや火薬庫になりつつある」
👑「ヤバいやつとヤバいやつが一触即発の 状態になっているんね!」
🗡️「この街には昔から東側と西側で暴力団が
対立しあっている。ここら一帯は東西の境界線なんだ」
🗡️「お前があの時見たのも、その一派による
ものだ」
卍「奴らは暴力団だ。殺人兵器も持っている。もし全面戦争になることがあれば、一般市民も巻き込まれる可能性がある」
👑「僕たちはそれが起きないよう、うまーく
まとめる係なんね!」
…。
言ったいることはなんとなく理解できる
ニュースでもちょくちょく見かけるし、知らないわけではなかった
🇯🇵「そんなの公安に任せればいいじゃないですか!なぜ私たちに?」
🗡️「私も最初は思った。でも、彼らの人数で対処できない段階まできてしまったそうだ。
だから公安公認の組織がこれ、だ」
卍「公安公認の組織を作る代わりに表向きは営業職をしろと、言われたもんでね」
🇯🇵「じゃあ…私達は殺し合う覚悟を持たなきゃいけないんですか!」
カチャッ
👑「ごちゃごちゃ五月蝿いなぁ。これ、見ろよ。本物の銃だ。僕たちは特別に支給されてる
奴らからの身を守るために、抑止力として持ってんだよ」
さっきまでの腑抜けた笑顔からは一転
死んだ目のように、見つめ、言葉が自然に流れるように 耳に入る。
その目つきは、この前見たチンピラとはひと味違う
👑「わかった?」
🇯🇵「…はい」
卍「おいイタ王。新人相手にムキになってんじゃねーよ」
👑「いや必要でしょ!彼は今までお花畑の世界を見てきたんだ!少しは僕たちの社会の怖さを思い知ってもらわないとやっていけないんじゃなーい?」
🗡️「…一理ある」
卍「日帝!」
🗡️「いいか。これからの世界はやるか、やられるかだ。黙ってばかりじゃ何もできない。
肝に銘じておけ」
🇯🇵「…はい」
父の声のトーンも変わった。どこかな悲しげな表情で
🗡️「よし、それでは本題に入ろう」
その後、私は父から放たれた言葉を何一つ
聞き逃さなかった。私の心の中にはまだモヤモヤが残っていた。でも 弱肉強食、自然界同様の
世界で何もできないのは嫌だった
少しでも3人の役に立ちたい。そう思う気持ちが強かった
会議はあっという間に過ぎていき時刻はお昼時
🗡️「これで会議を終了する」
🇯🇵・卍・👑「お疲れ様でした!」
聞くのに集中して気づかなかったが、 私は朝食を食べていない。だから今ものすごく腹が減っている。
🇯🇵「あの…近くに食堂ってあったりします?」
卍「そんなものはない。言っただろう?俺たちは秘匿されてる」
👑「えっと…君の名前なんだっけ。ピッツァ
食べようよ!」
🇯🇵「えっと…名前は日本です!」
👑「日本一緒に食べようよ!ほらナチも!」
書類だらけの机に大きなピザの入った箱を乗せ
開ける。トマトとチーズの香りが室内に漂う
🇯🇵「〜〜!いい匂いですね!早く食べたいです!あれ?父上は?」
👑「日帝は今別の仕事が立て込んでて、先食べてろって言われた!」
卍「さぁ、冷めないうちに食べよう」
毎日エナドリとカロリーメイトで空腹を満たしてた私にとってピザ一枚だけで十分な贅沢だった。匂いを嗅いだだけですぐに手を伸ばしてしまいそうだった
👑「日本!一口おっきいね!」
🇯🇵「しょ、しょうですかね…」
卍「ずっと腹減ってたもんな。ごめん」
🇯🇵「いえいえ!ナチスさんの問題じゃありませんし…」
その後も私達は世間話をしながら昼食を食べ終えた
🇯🇵「あのー…トイレってどこですか?」
卍「廊下に出て右側だ」
🇯🇵「ありがとうございます!」
水をたくさん飲んだこともあり、尿意は最高潮
急いでかけていく
🇯🇵「ふーっ、さっぱりした…あれ?この部屋
開けっぱなしですね…入っちゃおうかな」
おそるおそる扉を開ける。すると、机の上で寝ている者が1人
🇯🇵「こんな真っ昼間に…誰でしょうか…ん?」
「zzz…お兄ちゃん…」
🇯🇵「…!!」
※注意。次回からバリバリエログロ入れてきます