テラーノベル
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部屋から自分を呼ぶ声が聞こえる。あの時と全く変わらない声
🇯🇵「にゃぽん!」
「んぇ…?」
🇯🇵「私です!日本です!」
「えぁ…?」
深く寝ていたのだろうか。まだボケているように見える。日本は肩をゆすって目を覚まそうとする
「え…もしかして、お兄ちゃん?」
🇯🇵「やっと気づきましたか…」
🐈「お兄ちゃん…!あっ、今何時?」
🇯🇵「えっと…」
腕時計を見ると、13時を過ぎていた
日本は伝える
🐈「だめ…今すぐ出てって」
🇯🇵「え?」
🐈「じゃないと…奴らが来る」
🇯🇵「奴ら?」
時間を伝えた瞬間、にゃぽんは怯えるよう日本に伝える。そしてそっぽをむく
🇯🇵「にゃぽん!どう言うことですか!」
ガチャッ
「にゃぽんちゃーん!今日もよろしくー!」
「あれ?こんな奴ここにいたっけ」
さっき出会った2人とは全く違う。お兄さんと言うよりはおっさんの雰囲気が2人やってきた
🐈「…。」
ガサゴソと物音がするので後ろを振り返ると
🇯🇵「にゃぽん!?」
にゃぽんは自然と服を脱いでいた
下着とブラジャーが丸見えである
🇯🇵「何してるんですか!ちょっと!」
なんとなく嫌な予感はしてきた…でもそんなもの漫画の話…あくまで漫画の話…
モブ1「うっひょー!勃ってきたぜ!」
モブ2「おい待てよ。このガキ邪魔なんだが」
モブ1「あ?抑えとけ」
🇯🇵「ちょっと待って!ねぇ!」
モブ2「せっかくだからお前も見とけよ?美女のショーをよぉ?」
🇯🇵「やだっ!やだっ!にゃぽん…!」
🐈「お兄ちゃん…ごめんね」
泣きそうな表情ででも、笑ってこちらを見つめてくる。私は言葉を失った。これから始まる
地獄の光景を見ることになるなんてーーー
卍「おい、昼休憩は過ぎたのに…」
🗡️「どこ行ったんだ?」
👑「トイレに行ったきり戻ってこないんね!」
🗡️「腹を壊したのか?」
卍「俺が直々見に行ってくるわ」
…いない。どこのトイレにも鍵がかかってない
何処へ行ったんだ?道に迷ったか?否、この建物はそんな複雑ではない。
まさか…勝手に出て行った?
ああ言っといて逃げるは考えられないが…
ナチスは急いでトイレを出て、廊下へと走っていく。満遍なく部屋を開ける。するとーー
んっ…///あんっ…///
あっ…あぁ…あぁぁ!
はぁ…はぁ…
卍「喘ぎ声?それに苦しんでる声も…いや複数の声か?まさか…」
厳重に閉まっているドアから聞こえたのは卑猥な音だった。
身体と身体が触れ合っている音がする
卍「おい!!お前らなにしてやが…は?」
🇯🇵「!!ナチスさん!」
モブ1「げっ、」
モブ2「あ」
頭の中が真っ白になった。ほぼ全裸のにゃぽん
その身体を触っている部下。新人を抑える部下
にゃぽんは安心と痛みから解放されたような顔をする
卍「何してんだよこのタコが!!」
思考が整理した時に湧き出た感情は怒り。
それだけだった
力いっぱい込めてナチスはそこにいた変態を蹴る
卍「テメェ同僚に何してもらってんだよ」
モブ1「いやー…その、溜まってたもので」
卍「はっきり言え!!!」
ナチスは再び変態の鳩尾に蹴りを入れる
余程入ったのか、苦しみだし、過呼吸になりだす
卍「チッ…盲点だったわ。俺らが会議で忙しいとこをこっそりと…」
🗡️「何事だ!」
👑「ナチ!そんなに叫んでどうし、あ…」
私が見たのは、あの2人が徹底的に殴られ、罵倒されたところ。あとは、あの2人以外にもああ言うことをしてる人はいた
それ以外は何も知らない
🗡️「まさかあんなことが裏で行われていたとは…」
👑「しかもにゃぽんはお金を貰ってたみたい。これじゃあパパ活と同じなんね」
卍「日本、お前は大丈夫か?」
🇯🇵「はい、抑えられた手首が痛いだけで」
🗡️「…すまない、俺たちのミスだ」
卍「極道と関わる以上、腐った根を持たないといけないわけだが、それが別の形で現れるとは…」
🇯🇵「ちょっと外します」
日本は3人のことを見ずに、とぼとぼと会議室を出て行った
日常茶飯事に行われていたとはいえ、3人の想定外だったということが不幸中の幸い…なはずがない。今まで何回されたのだろう…どれだけ辛い思いをしたのだろう…
気がつけば私はトイレに向かっていた
🇯🇵「うっ…うぷっ、おぇぇぇぇ…」
耐えられない。悔しい。自分が恨めしい
なんで、もっと早く気づいてあげてやれなかったんだろ…
🇯🇵「はぁっ、はぁっ…」
ひと通り吐くものは吐いたので、臭くならないよう口を拭き、水を飲む
🇯🇵「ふぅ…ふぅ…」
会議に戻らないと。まだ新人だから、いろいろ教わらないと…
🐈「お兄ちゃん?」
はだけた状態でこちらに向かってくるのは他でもないにゃぽん。首もとには赤い跡がついている
🇯🇵「にゃぽ…ん」
がくっ
🇯🇵「ごめん…私…何もできなかった。助けてやれなくて…」
🐈「もういいの。私が隠してたから、私こそごめんね?お兄ちゃんに、こんなこと隠して…」
にゃぽんはそっと日本を抱き寄せる
温もりが沸く
🐈「全部自分で考え込まないで。お兄ちゃんの昔からの悪い癖だよ?」
🇯🇵「…覚えてたんですね」
🐈「そりゃそうよ!家族だもん!本当に大丈夫だから、安心して?お願い…」
言動にどことなく感じる懐かしさ
それと同時に感じる大人の艶かしか
🇯🇵「信じていいですか?それ」
🐈「私お兄ちゃんに嘘ついたことないもん!」
🇯🇵「ほんとですか…?」
🐈「あ」
🇯🇵「ふふっ」
思わず笑いが出てしまった。でも、家族としての信頼を取り戻せたような感じがして
それにまた一つ目標ができた。
にゃぽんを守ることを
🇯🇵「無事でよかった…うぅ」
🐈「私も…とりあえずお兄ちゃんが無事でよかった」
🇯🇵「にゃぽん…」
ようやくできた、2人の再会。2人は沢山涙をながし、再び笑い合う時が来たと思った
🗡️「お、おい。大丈夫なのか?」
🇯🇵「えぇ!お陰様で」
🐈「へっくしょん!なんか上着ない?」
🇯🇵「これでも着てて」
日本はそっと自分のコートをにゃぽんに渡した
家族3人再会できたことで、仕事そっちのけで
日本は気分が上がりつつあった
卍「日本…いきなりで済まないが、見学に行ってくれないか?」
🇯🇵「見学?」
👑「ちょっと西側組と諍いができちゃったね…急遽示談することになったんね!」
卍「その代表に日帝が行くことになるんだが、
お前も見てこい。いい機会だぞ」
🇯🇵「…はい!」
🐈「お兄ちゃん頑張れ!」
🗡️「元気あるな…。早速車に乗り込んで行くぞ。あ、拳銃は持っておけ。あくまでも護身用にな」
ナチスから渡されたのは本物の拳銃。ずっしりとしてる
🗡️「準備はいいな?」
🇯🇵「はい!」
この時私は知る由もなかった。今までは序の口だったと。これから訪れるものの方がよりドロドロと、 生々しい地獄であることを…
「hey,親父、あの会社に新人が入ったんだってな?」
「ええ。写真を見た感じか弱そうでしたよ」
「…いい男だといいなー」
「またヤるつもりか?ハニトラも程々にしろよ?」