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#ご本人様には関係ありません
月夜らむね@暇人
498
えのき
18
別のところに投稿していたものの再投稿です。
仁人side
隣で夢中でゲームをする彼をただじっと見つめる。
そんな状況がいったいどれくらい続いているのだろうか。
せっかく、会えたのに。
俺だってゲームは好きだから、やりたい気持ちはわかる。
でも恋人が隣にいるのにゲームをやり続けるなんて、少し、寂しいではないか。
「じゅうたろう…。」
「なぁに。よっしー。」
声は甘くて優しいのに、ゲーム画面から目を離すことはなく、真剣な眼差しが俺に向くことはなかった。
分かってる。柔太朗の忙しい中での貴重なゲーム時間だと言うことは。
それでも、寂しいものは寂しい。
そんな、つもりにつもった寂しさから俺はつい、つん、と柔太朗をつつく。
「んー?なに?」
少しだけ柔太朗が俺の方を見た。俺はそれが嬉しくてたまらなくて、つんつんと柔太朗をつつき続ける。
「んふ、なによ。じんちゃん。」
柔太朗が、笑ってくれた。
普段からにこにこしている柔太朗だけれど、俺と二人きりの時に見せてくれる笑顔はとびきり甘いのだ。
その顔を一度見てしまえば、逆に寂しさが溢れ出てきてしまって、ゲームじゃなくて俺を、俺だけを見てほしいという思いがとまらなくなってしまった。
俺は、柔太朗の大切なゲームの時間が、だの、ゲームの邪魔をするなんて、などという気遣いなんかもう頭になかった。
どうすればゲームじゃなくて俺を見てくれるのか、しか考えることができなくて。
思考の末最終的に辿り着いたのはこちょこちょだった。
意を決して俺は柔太朗へと手を伸ばし、まずは脇の下に手を差し込み、そっとこちょこちょしてみる。
「ふ、ふふ、ちょ、なに?じんちゃん。」
俺の方を向いて笑ってくれたのが嬉しくて、さらにこちょこちょを続ける。
「ん、はは、んへへ」
ついにはスマホを置いて完全にこちらを向いてくれた柔太朗を見て、俺は満足気に、ふん、と鼻を鳴らした。
ゲームをやめてくれたことで俺はもう満足したので、もうソファに座ろうと立ちあがろうとしたその時、「じんちゃん?人にこちょこちょしてそのまま逃げられるなんて思わないでよね。」と柔太朗が少しだけ怖い笑顔を貼り付けてこちらに向かってきた。
やり返される、と咄嗟に思った俺は、「へ?ちょ、ごめん!まじ謝るから。やめて!」と必死に逃れようと頑張った。
「んー?人がゲームしてて抵抗できないのをいいことにこちょこちょした人は誰ですかー。」
俺の頑張り虚しく柔太朗は容赦無く俺にこちょこちょし返してきて、脇、脇腹、さらには足までくすぐってきやがった。
「ふははは!ちょ、ごめ、あは!」
「よっしーはなんで急にこちょこちょしてきたんですかー。」
「んふ、あはは!ひ、ひみつ!」
「言ってくれるまでやめないよ?」
「あはっ!はは、わか、分かった!言う!言うから!」
俺が笑いすぎで涙が溢れてきたタイミングで、柔太朗は俺からパッと手を離した。
俺が息を整えている間、柔太朗は優しく笑って俺を見つめていた。
「で?なんで急にこちょこちょなんてしてきたのよ。」
俺は沈黙を貫こうとしたが、きっと柔太朗は俺が話すまで解放してくれないだろうと、俺は覚悟を決める。
「…っさみしかったの!」
顔に熱が集まる感覚がする。
きっと俺はみっともないくらい顔が真っ赤になっているのだろう。
柔太朗は少し驚いた顔をしながらも、すぐに優しく微笑んで、「そっか、ごめんね。」と俺の頬を撫でた。
「…俺も、ゲーム邪魔して、ごめん。」
「まぁいいよ。だってオンラインの対戦ゲームとかではなかったし。」
「寂しい思いさせちゃった俺の方が悪いしね。」
そう言って柔太朗は優しく、甘い瞳で俺を見つめた。
それがなんとなく恥ずかしくて、耐えられなくて俺が目を逸らすと、「じんちゃん、こっち向いてよ。こっち向いてくれないと、俺寂しいなぁ。」なんて柔太朗が言うから、思わず俺は「いじってんだろ!」とつっこんでしまった。
「ふふ、でも、ほんとに可愛いなって、思ったんだから。」
「っ!だからって許されるわけじゃねぇから…。」
「じゃぁ、何したら許してくれる?」
優しいようで意地悪な問いかけ。
俺が答えあぐねていても、じっと柔太朗は俺の答えを静かに待っている。
「…俺のこと、ちゃんとかまって!」
俺の答えを聞いた柔太朗は満足そうに笑い、そっと俺の頭を撫でた。
ご覧いただきありがとうございました!
リクエストいただいた”🤍💛のこちょこちょ”でした!
文章がおかしいところがいっぱいあると思うんですが、ご了承ください🙇♀️
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