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#鬼ごっこ
ゆりは
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# 第2話
「潔!!」
倒れそうになった身体を、誰かが支えた。
蜂楽だった。
潔「は、蜂楽……?」
蜂楽「大丈夫!?」
千切「顔色真っ青じゃん!」
玲王「熱あるんじゃないか?」
凪「だから最近無理してたんだって。」
次々に飛んでくる言葉。
さっきまで避けられていたはずなのに。
潔は状況についていけなかった。
潔「え……?」
その時。
ぐらり。
再び視界が揺れる。
蜂楽「潔!」
潔「ごめん……ちょっと……」
そこで意識が途切れた。
-–
気が付くと、見慣れた天井が目に入った。
潔「……ここ。」
自分の部屋だった。
身体は重い。
頭も少し痛い。
「起きた。」
聞き慣れた声。
隣を見ると凛が椅子に座っていた。
潔「凛?」
凛「熱。」
潔「え?」
凛「39度。」
潔「高っ!?」
思わず飛び起きようとして。
凛に肩を押さえられた。
凛「寝てろ。」
潔「いやでも――」
ガチャ。
ドアが開く。
次の瞬間。
「潔ーーー!!」
蜂楽が飛び込んできた。
後ろには玲王、千切、凪。
潔「みんな……?」
玲王「心配したんだぞ。」
千切「倒れるまで我慢するとか何考えてるんだ。」
凪「めんどくさい。」
潔「え。」
凪「でも潔だから仕方ない。」
潔「なんだそれ……。」
思わず笑う。
すると蜂楽が頬を膨らませた。
蜂楽「笑い事じゃないんだけど!」
潔「ご、ごめん。」
その様子を見てみんなも少し安心したようだった。
だが。
玲王がふと口を開く。
「最近ちゃんと寝てたか?」
潔「えっと……」
目を逸らす。
沈黙。
全員が察した。
千切「寝てないな。」
凛「寝てない。」
蜂楽「寝てないね。」
凪「寝てない。」
潔「ごめんなさい。」
即答だった。
-–
その瞬間。
みんなのため息が重なった。
そして潔はまだ知らない。
この後、自分がどれだけ過保護に扱われることになるのかを――。
-–
コメント
1件
わあ、第2話もすごく良かったです…!潔くんが倒れてしまって、みんなが慌てて駆け寄るシーンが目に浮かびました。最初は避けられてたのに、いざとなったら全員が心配してくれるギャップがじんわりきました。特に凛くんが「寝てろ」って潔くんの肩を押さえるところ、ああいう優しさがグッときますね。笑いながらも過保護になる未来、もう続きが待ちきれないです…!