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◆ 朝の出発前

「……おはよう、悠真」


晴人は首輪とスマートバンド型デバイスを装着し、制服のシャツの裾を整えて立っていた。

だがその下では、昨夜の命令がまだ身体に根を張っている。


スマホが震え、悠真からのメッセージが届く――


【命令:昼休み13:05〜13:10の間にトイレに入れ。便器に座り、内側を触ってる手の動画を送れ】


言い渡された時間を確認し、晴人はパンツの中で手が震えるのを感じた。

(悠真……俺は、また自由になれるの? でも、命令されるほど嬉しい自分もいる……)



◆ 教室での緊張


講義中、スマホを膝に置き、着信音に怯える晴人。

友人の視線を避け、ノートに集中を装う。しかし心はすでに別の場所にある。


時間が迫り、周囲をちらりと見回す。

誰にも気づかれないように、深呼吸をして席を立ちトイレへ向かう。


鏡の前で自分の顔を見る――表情は真剣だが、瞳には×印とも思える怯えがちらついている。



◆ 秘められた羞恥プレイ


トイレ個室


ドアを閉め、鍵をかける。

パンツの中に手を入れ、便器に座りながらスマホでセルフ動画を撮る。


「……んっ、んっ……」


手が濡れている。前回の行為ではなくても、下着越しに濡れていることが、自分でも信じられない。


撮影が終わるとスマホをポケットにしまい、シャツを整えてトイレを後にする。



◆ 報告と承認


昼休みが終わる直前に、スマホで撮った動画を送信した。

すぐに返ってくる返信。


『よくやったね。誰にも気づかれずに命令を遂行できた。昼の嬉しさも夜のプレイも楽しみだよ。』


ふわっと胸が熱くなった。

(僕は、嬉しいんだ……誰にも気づかれず命令に応えられたことが)



◆ 放課後、秘密の命令


帰路につく晴人に、悠真から再び命令が届いた。


【命令:今すぐカフェで。「 今日はお兄さんにご褒美なんだ」とだけメモに書き、そっと店内に置いてこい】


晴人は怯えながらも駅前のカフェに入る。

小さな紙に命じられたセリフを書き、淡々と席に置く。


胸の奥が焼かれるように熱い。

注文した紅茶が冷めていくのも構わず、彼は席を立ち店を出た。



◆ 夜、再び支配


帰宅後――


「……今日はご褒美か」


悠真はソファ脇にいる晴人にささやく。

その一言だけで、晴人の顔が紅く染まる。


「ごほう……?」

固まる晴人。命令と甘い囁きに、身体が痺れる。


悠真が満足そうに微笑み、スマホで再生した動画を見せる。

それは彼の目の前で、薄暗いトイレ個室で撮影されたものだった。


「…ああ、気持ちよさそう。明日はどんな命令に応えようか?」


その一言に、晴人は目を伏せ、震える唇で返す。


「……明日も、やります……命令なら、俺……」


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