テラーノベル
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「ちゃんと、挿れてるんだよね?」
イヤフォン越しに届いた悠真の低い声に、晴人は思わず太腿を震わせた。
教室の最前列。
周囲には学生がノートを開き、教授の声を真面目に聞いている。
ただひとり――彼だけが、違う次元にいた。
スラックスの奥。
朝、家を出る前に悠真の手で奥深く押し込まれたリモコン式のローターが、ほんのり熱を持って脈打っている。
それが、“今”、動き出した。
「――っ……ぅ……」
微細な振動が、直腸から下腹部へと波のように広がる。
汗がじわりと額に浮かぶ。
「……ん、……う、っ」
喉の奥に溜まる喘ぎを、必死にペンを噛むことで殺す。
(見られる……バレたら……でも……止められない)
イヤフォンの向こうで、悠真が笑った。
「晴人の顔、想像できるよ。赤くなって、膝が震えて、バレないように必死になってるんだろ?」
「……っは、……っ、やだ……聞かないで……そんな声で言わないで……」
「次は5段階強める。合図は、俺の“今から”って言葉な」
晴人は目を閉じた。
教授の説明が遠くなる。
ノートのペンが震える。
「今から」
(――っ!!!)
尻の奥で暴れ出したかのような強い振動が、一瞬で晴人の理性を吹き飛ばした。
太腿が跳ねた。背筋がしなる。
「――っ!!」
紙に書いていた文字が乱れ、ペン先が紙を破いた。
指が震える。息が荒れる。
(駄目……これ、ほんとに……駄目……っ)
「バレたら退学だろ? でも、今一番ほしいのは何?」
「……命令、して……もっと、して……」
⸻
◆ トイレでの“確認”
昼休み。
晴人はすぐにトイレ個室へと逃げ込んだ。
扉を閉めた瞬間、下着を降ろす。
リモコンで設定されたローターは、まだ微細に震えていた。
奥でひくひくと痙攣する自分の穴に、指を入れる。
「……あ、ぁっ……まだ、残ってる……」
抜き取ると、ローターは濡れた音を立てながら引きずり出された。
スマホを構え、カメラで自分の指と奥を撮影する。
「報告、まだか?」
「……今……送る……」
撮った動画を添付し、送信。
⸻
◆ 夜の報酬
帰宅後――
「……晴人、えらかったね。誰にも気づかれず、命令を守った」
「うん……俺、悠真の命令がないと、生きてる気がしない……」
「明日も、少しレベルを上げようか」
「……どんな命令でも、やる。やらせて……お願い」
晴人はソファに膝をつき、顔を上げる。
その瞳は、かつての純粋な大学生のものではなかった。
“命令されたい”
“羞恥に塗れたい”
“支配されたい”
自分の尊厳を、誇りを、学びすらも犠牲にして、悠真の言葉に全てを委ねていた。
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