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4 - 第4話 最悪な目覚め

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2025年01月08日

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本作はいれいす様のnmmn作品です。

ご本人様とは全く関係ございません。

BL表現が一部含まれます。

桃×赤 (他メンも登場します!)

地雷の方は自衛お願いします🙇🏻‍♀️‪














4話「最悪な目覚め」





赤「………」

リウラ・ガーネット、現在進行形で人生最大の危機に陥っています。


桃「じゃ、目つぶって…?♡」

手錠をかけられているので当然手で抵抗は出来ない状況。

赤「(終わった……)」




ガチャッ

黒「ないこー?予備のルームキー貸しt」

桃「あっ」

黒「え?」

赤「(……誰?)」

押し倒されている俺と押し倒しているないこ、そしてそれを唖然と見つめる長髪の男。

とてつもなく気まずい沈黙が流れる。



黒「……後で出直すわ」

赤「待て待て待て待て」

何事も無かったかのように出ていこうとする長髪の男を引き止めると、いやそーーな顔をしながらも立ち止まってくれた。

赤「この状況見ろよ。普通助けるだろ」

黒「えぇ…?」

面倒事に巻き込まれるのが嫌なのか、この上ないくらいめんどくさそうな表情をする。

赤「そんなだるそうにしないでよ、命かかってんだよこっちは」

桃「そんなに俺とキスするの嫌?!」

赤「やだよ」

桃「ちょっと頬にするくらい…」

赤「死んだ方がマシ」

桃「言い過ぎじゃない??」



黒「…助ければええんか?」

赤「不服だけどな」

黒「不服なんかい。生意気なやつやな」


黒「よう分からんけどないこもそいつ離したりぃや、嫌がってんで?」

桃「…やだ」

黒「今度寿司奢ったるから」

桃「……………や、やだ」

俺を頑なに離そうとしないないこにそいつは若干呆れを見せる。


黒「…はぁ……」

ため息をつき諦めたのかと思えば、いきなり腰のベルトから銃を取り出しないこに向けた。

赤「え」

黒「ええ加減そいつ離せ」

桃「………はい」





やっと渋々ながら俺を離したないこ。

赤「随分物騒なもん持ち歩いてんだな…」

黒「まぁアジトん中でも油断は禁物やからな」

果たしてそれをボスに向けて良いのだろうか


赤「銃以外に方法無かったのか?」

黒「ええやんめんどくさいし」

赤「脳筋野郎…」

黒「あ、手錠外したるわ」

赤「いいの?」

俺が言うことでもないが、元とはいえど一応敵組織のボスなんだからもうちょっと危機感を持った方がいいんじゃないか。

黒「お前意外と話通じそうやし、そもそも俺らの方が強いからな」

赤「うっ……」

それは紛れもない事実だが、今まで界隈トップだと言われてきたボスとしてのプライドが認められない。



そんなことを話している間も、俺から半強制的に引き剥がされ 拗ねたないこは布団の端っこにうずくまってこちらを睨んでいる。

黒「ないこもほら、そんな不貞腐れんなや」

桃「だってぇ……りうらぁ〜…」

赤「……」


赤「…お前本当にここのボスなの?」

桃「…アニキには勝てない……」

情けねぇボスだな。


赤「てかアニキってこいつのこと?」

桃「こいつって言うな。……まぁ、アニキが戦闘力も年齢も一番上だし、基本的にみんなそう呼んでるかな?」

赤「へぇ、てっきり年下かと…」

黒「あ゙?」

赤「……ごめん」



俺の手錠も外してもらい、一段落着いたところでとりあえず今夜はないこと離れて寝るということになった。

ないこがまた文句を言っていたが、それを無視して言われるがままアニキについていくと一人用の部屋にしては少し広い比較的綺麗な部屋に案内された。

黒「この部屋は内鍵やから鍵渡しとくわ。…まぁなんかあったら隣の俺の部屋来い」

赤「ありがと、?」

…なんかあったらって何…?

黒「んじゃおやすみな」

赤「あ、あぁおやすみ…」






先程と比べて静かになった部屋。

壁の時計を見るともう夜中の0時を指していた。


ふかふかのベットに入り、白い天蓋をぼーっと眺める。

赤「…疲れた」

ここに来てからずっと実感がない。

今まで組織内での関係はあったものの、こんなに人と話したのは久しぶりだ。

毎日仕事詰めで夜はもちろん、昼も取引先との会議などで忙しかった為ほとんどまともに寝られる日は無かった。


あの日ないこに初めて ”実力の差” で負け、自身の未熟さを痛感させられた。

赤「(もう界隈トップでもないんだし、無理に頑張る必要も無いのか……)」

そう思うとなんだか気が抜けてきて、そのまますぐに眠りに落ちた












次の日、俺は窓から差し込む日光と背中の違和感で目が覚めた。


赤「……で」

赤「なんでお前がいるんだよ…」

桃「別にいーじゃん♪」


朝起きるとなぜかないこに後ろから抱きつかれていた。


赤「…どうやって入ってきたの」

桃「んー?ピッキング!」

赤「しれっと犯罪すんな」

桃「りうらも人の事言えないでしょ」


腕と足でがっつりとホールドされている。

あにきになんかあったら来いとは言われたものの、これじゃどう頑張っても抜け出すのは無理そうだ。

…俺よりこいつに手錠かけた方がいいんじゃないか??


赤「俺が寝てる間に変なことしてないだろうな」

桃「変なこと?変なことってなに?笑」

ニヤニヤしながら上から顔を覗き込んでくる


赤「あんた性格悪いな…」

桃「そう?てかあんたじゃなくてないくんって呼んでよー!」

桃「じゃないと離さないかんね」

さっきより一層強い力で抱きしめられる。

赤「………な…な、い…」

桃「ない……?♡」




赤「…やっぱやだ」

桃「えぇ〜!…じゃあ今日一日このままね」

まじでこいつ……



赤「……ふんっ!!‪💢」

肘で思いっきりないこの横腹をどつく。

桃「い゙ッ?!っ〜〜…!(泣」


痛みに悶えるないこを横目に、腕を抜け出しそそくさと部屋の入口へ逃げる。



ガチャッ…ガチャガチャ…ッ

……そういえばこの部屋内鍵だったっけ。


桃「ふっふっふっ…鍵はここだよりうらくん…」

赤「あー……」

終わった…。








黒「114…115…117……あれ?」

白「116な〜」

黒「あぁそやったそやった」


<「りうらぁ〜っ!!!♡♡」

<「こ、こっち来んなっ゙!!!!‪」


白「えっ何??」

黒「あいつらまたやっとるんか……」

黒「初兎ごめん、ちょっと行ってくるわ」

白「お、おん…?」




この後しっかり説教されたないこさんでした。














3話♡4000↑ありがとうございます🙇🏻‍♀️


NEXT ➵♡2000

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