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クズ×クズ
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『なんで泣いてんの、?』
深夜の2:30。やっと来た、遅せぇんだよ。
「お前が遅いからぁ、泣」
「来ないかと思ったんだよッ、泣」
『でも、結果来たでしょ。』
「そういう問題じゃッ…泣」
『はぁ、もう…』
『そんなに泣くなよ。来ただろ?』((顎クイッ
『あんた、泣いてるより笑ってる方がまだマシだよ。 』
「ッ、…ほんと、?」
『こんなとこで嘘言えっかよ。』
「ん、確かに…笑」
笑った顔の方が好きと言ってくれた。これが例えお世辞だとしても一生心に残り続けると思う。
『落ち着いた?』
「うん、」
『じゃ、行こう。店。』
「もう、やってないよ。店。」
『は、なんで?』
「時計見たら分かんだろ…」
『あぁ、そっか。』
『じゃ、どうする? その辺のホテル入る?』
「その辺のホテルって…」((辺 見渡
「ラブホやん…」
『ラブホ無理系? イケそうな見た目してんのに意外だな。』
「いや、その…」
「女…思い出すって言うか…」
『へぇ、じゃあ《俺の家》来る?』
「えっ、あ…」
俺の家って、いやそんな…
でも、これはこれでチャンスなのかもしれない。
「行くっ!! 」
『おっ、じゃあ今から行こう。』
さっきまで、不安でいっぱいだった気持ち。表面上の気持ちは晴れている。でも、やっぱり腕切りすぎちゃったな…。
本心の傷はまだ傷んでしまう。
短くてすいません。