mz視点
ちぐの体調は、徐々に悪化していた。
最初は少しの疲れや体調不良だったが、日に日にその症状は強くなっていった。
俺はそのことを気にしていたが、ちぐはどこかでそれを隠そうとしていた。
mz ちぐ、顔色悪いけど大丈夫か?
tg うん、ちょっと疲れただけ
ちぐの言葉にはいつもと変わらぬ優しい笑顔があったけれど、その笑顔がどこか遠く、儚げに見える。
mz 無理するなよ?
tg 大丈夫だよ、まぜたん!
俺は納得できなかった。
ちぐが無理しているのが、目に見えてわかった。
mz 俺はお前が無理するの嫌だよ
tg でも、俺、、まぜたんに迷惑かけたくないよ、、、
その言葉が、俺の胸を重くした。
ちぐは、俺に何もかもを背負わせたくないと思っているのだろう。
だけど、俺にはそれがどうしても耐えられなかった。
mz 迷惑なんかじゃない
俺は、ちぐの手をぎゅっと握った。
mz お前が辛い時、俺は一緒にいてやりたいだけだ
ちぐは静かに俺を見つめた。
その瞳には、何かを言いたそうな思いが浮かんでいたが、結局言葉にはできなかった。
tg ありがとう、まぜたん。でも、俺は、ッ
その続きは、言わなかった。
それからしばらく、二人の間に沈黙が流れた。
俺はその静けさの中で、ちぐが抱えている「さよなら」の準備を感じ取った。
ちぐが強がっているのは、ただ誰にも迷惑をかけたくないから。
それがわかっているから、俺は何も言えなかった。
♡➡︎➡︎結構溜まったら!
コメント
2件
なんか、前の投稿に似てるような、、ちぐちゃん、、余命じゃないといいけど