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俺は決めていた。

ちぐに「さよならの練習」なんかさせない。

絶対に、ちぐを一人にしない。

でも──

tg まぜたん、ごめんね…

ちぐがそう言ったのは、学校を休みがちになって数日経った頃だった。

久しぶりに二人で会えたのに、ちぐの顔色は明らかに悪かった。

mz 何がごめんなんだよ

tg 俺、約束守れないかもしれない

mz 何の話だよ

俺は動揺しながらちぐの手を握る。

細くなった手。冷たい指先。

ちぐは少しだけ笑って、どこか遠くを見た。

tg まぜたんと一緒にいる時間、もっと長くしたかったなって思って…

mz やめろって

tg 俺、もうすぐ…

mz やめろって言ってんだろ!!

俺は大声で言った。

涙が溢れそうだった。

そんな話、聞きたくなかった。

tg お前がどんだけ弱音吐こうが、俺は絶対にお前を置いていかない。だから、そんなこと言うなよ

tg でも、俺がいなくなったら…

mz いなくなるなんて言うな!!

俺はちぐを抱きしめた。

ちぐは小さく震えていた。

tg 俺はお前がどれだけ弱くなっても、どれだけ辛くても、一緒にいるって決めたんだよ

tg まぜたん…

mz だから、勝手にいなくなる準備なんかすんな

ちぐの涙が、俺の肩に染み込んでいく。

tg ありがとう、まぜたん、でも…

でも、何?

その続きを聞きたくなかった。

聞いたら、全部壊れそうな気がした。




♡➡︎➡︎600

君が笑う、その理由を知らないまま

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コメント

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続きが楽しみですっ!«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク

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