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ri side
メカニックとして、趣味として、様々な機器のメンテナンスをしていたら、気づけば深夜1時になっていた。
「そろそろ寝なきゃやばいか…w」
座りっぱなしだった椅子から腰を上げて、部屋を出る。不規則な呼吸音、鉄のような匂い。
「…誰か怪我した?」
少し急ぎ足で匂いを辿る。
「えっ…ちょ…!?ウェン…!?大丈夫?」
駆け寄る途中で、グラりとウェンの体が傾いた。間一髪で頭を打つことはなかったが、じわりと手に血が垂れてきていた。まずい。
「ッ…ごめん。ウェン、ちょっと我慢してね。」
出来る限り揺らさないようにして、医務室まで運び込む。そして、機器を使って傷を塞いで、輸血する。
「死なないで…お願いッ」
祈ることしか出来なかった。
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wn side
ほわほわとした白い光を瞼で受け止めた。
「___?」
目を開ければ白い天井、遅れてきたかのように消毒液のツンとした匂いが鼻に突き刺さる。
「…あ〜…僕倒れた?」
ゆっくり起き上がっては辺りを見渡そうとした。しかし、足に重みを感じてそちらに目をやる。
「……ライだ。」
すよすよと可愛らしい顔立ちが眠っている。うつすらクマがあるのは、多分僕のせいだろう。彼は優しいから、めちゃくちゃ焦っただろうなとかなんか予想つく。
「…ありがとう。みんなのスーパーヒーロー」
まだ眠っているけれど、起きたらちゃんと叱ってくれるだろう。安堵と怒りをごちゃ混ぜにして。それまでは__ゆっくりおやすみ。
こよぎ