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「幼馴染組遅刻〜」
「敦司、セーフにしてよ〜」
「先生を名前で呼ぶな」
「いいから陽汰も早く席に座れ〜」
「しーちゃんいつの間に座ってたの!?」
「陽汰が先生とじゃれてる間に」
「じゃれてないよ!」
陽汰はいつもクラスの機械メーカー的な
存在だ。
陽汰が喋ればみんな笑う。
もしかしたら私が居なくても
このクラスは笑っているのかもしれない。
「しーちゃん!また暗い顔してる…」
「あ、ごめん~(笑)」
笑って誤魔化してもきっと陽汰には
バレてそうだ。
私はそんな陽汰が好きだ。
幼なじみとしてじゃなくて1人の男性として。
朝のHRが終わり、
いつものように親友が私のもとへ来る。
「いつも通りだね~」
「え?何が?」
「幼馴染組が遅刻してること!」
「いやこんな毎日遅刻してたらやばいって…」
「でも結局は詩織のせいなんでしょ?」
「…..違うし」
「てかさ~、今日の放課後空いてる?」
「空いてるけど?」
「ちょっと話したいことあるからストバ行こ~」
「おっけ~」
「まじありがとう~!!」
「大袈裟だな~(笑)」
「そんぐらい嬉しいってこと!」