テラーノベル
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「じゃじゃーん!見てー!デジタルカメラ買ったの!」
機械音痴の母がデジタルカメラを買った。それからずっとパシャパシャ撮っていた。
そしてある日メモリがいっぱいらしく撮れなくなっていた。
「これどうすればいいの?」
と聞いてきた。
「説明書読めよ!つまらないもんばっか撮ってるからだろ!」
とつい酷いことを言ってしまった。
「…ごめんね」
母は悲しそうな顔で一言そう言った。
そんな母が亡くなった。突然のことだった。
「親族の方ですか?良ければ遺品整理をしていただけると幸いです」
そう言われ俺は家に帰ってさっそく始めた。するとあの日のデジタルカメラが出てきた。
『ははっ、懐かしいな』
そしてふと思った。
〖なに撮ってたんだろ…〗
そして中身を見てみることにした。そこには…
俺が幸せそうに寝ている姿が写っていた。涙が止まらなかった。
あの時は怒鳴ってごめん。