「あの~大丈夫ですか〜?」
女性の声がして僕は目が覚めた
「うーんあっあれ蓮さんは…?」
彼女は申し訳無さそうに喋りだした
「あっ蓮さんのことですか彼はあなたのことを私に頼んでどこかに行ってしまいました」
「え〜…」
彼女は瑠姫《ルキ》というらしい瑠璃色の腰の位置より少し上の長い髪に本来人間の耳がある部分には魚のヒレのようなものがある。
「あの蓮さんと何があったんですか?」
ノアは今までの経緯と蓮とあったことをすべて話した。
「そうだったんですか大変でしたよね」
「その…彼はあういう子なんです。許してあげてください」
瑠姫は続けて話した
「ノアさんでしたよね?実は白煙さんから連絡があって…灯月館に行こうとしてるんですよね?」
「はいそうです」
「そこはわたしの仕事場ですので一緒にいきましょう」
そして僕は瑠姫さんと灯月館に行く事になった。 瑠姫に道中いろんなことを聞いてみることにした祠の事を聞いてみることにしたあの祠の名前は天樂冥輪の祠というらしい。
1000年も前に厄砕に来た人が仙人になりずっと祠の近くに居て邪悪な妖魔達を封印するために作られたものらしいだがその為か普通の人間が入れる場所ではないらしい
もう一つは灯月館はどんな仕事をしているのか
簡単に言うと色んな人からもらった依頼をする仕事らしい。ただそんな簡単なものではない、命賭けのときだってある、と言っていた。
そんな話を聞いてると灯月館に着いた。
ぎぃと音がなり扉が開く。
「瑠姫!おかえりって隣りに居る人だれ?」
「もしかしてその人がノア?」
元気な声で続けて話している人は、顔だけ見ると女の人だと勘違いしそうな顔立ちで菜の花色の髪に赤色の髪飾りをしている声や体つき等は男っぽい気がする。見た目から想像すると年齢は17から18歳ぐらいだろう。
「そうだよ飛雷。あれ?炎麗は?」
瑠姫さんと話しいている方は
飛雷《フェイライ》と言って、もう一人居て名前は炎麗《エンリ》というらしい。
「炎麗?散歩行ったけど」
「そっかあのさ今回の依頼何だけど…」
二人はノアから離れた場所で話し始めた。二人は何か話しているみたいだがノアが居る場所だと遠くて聞こえない。
後ろのドアがぎぃと音を立て開く
「ただいま」
「炎麗!おかえり~」
朱殷と紅赤のグラデーションがかった髪の毛を一本に結っている、体つきは男だが身長は160から170ぐらいしかないだろう、ノアより少しだけ大きいぐらいだ。顔は見たら男だと判断できる顔立ちだ。
彼の紅玉の様な瞳がノアを見た。
「お前がノアか?」
「えっはい!」
「そうかわかった…今回の依頼は受けよう」
他の二人は驚いた顔をしていた
「あっノアには話してなかったな」
今回の依頼は白煙さんからで僕の記憶を天樂の力でを戻してほしいというものらしい。
だがそう簡単なものではない、さっき祠から天樂のとこに行くためには、祠の中にある『寂蛇龍穴』というところに行かないと行けないらしい。瑠姫が言っていた通り妖魔を封印していたところは、仙ノ間に封印していたらしく天樂に会うには仙ノ間に入らないといけないらしい
だからノアも他の人も命賭けなのだ。
まず蓮さんとの出来事がなかったら僕は祠の近くに行けるかもわからなかったのだ。
だから今回の依頼は受けづらかった、だから炎麗が依頼を受けるという事に驚いたらしい
「先に話していればよかったですね」
「ノア」
「はい!」
「出発は明日の午前だ白煙さんのところに戻って明日の準備をした方がいい」
「わっわかりました」
「じゃあ明日〜」
「あいつは…普通じゃない」
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