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#なおきり
ももち!/🖤❤️🪽
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# と わ
11
『12の奇跡を探して』
第8話「風が運んだ、小さな声」
砂漠の町を出発した翌朝。
俺たちは次の目的地へ向かって歩いていた。
sv 「……なあ、えと」
et 「ん?」
sv 「昨日のことなんだけどさ」
et 「……?」
シヴァが話しかける。
sv 「俺を助けてくれた時のこと」
et 「…………」
えとが少し気まずそうな顔をする。
et 「ごめん」
sv 「え?」
et 「シヴァが魔物に襲われた時、私……パニックになっちゃって」
sv 「ああ」
et「本当はすぐ杖を出して魔法を使えばよかったのに、頭が真っ白になって……」
えとは申し訳なさそうに俯く。
et 「だから、すぐに倒せなくてごめん」
sv 「いやいや」
シヴァが笑う。
sv 「何言ってるの?」
et 「でも……」
sv 「俺が助かったのは、えとのおかげだよ」
et 「……」
sv 「それに――」
シヴァが昨日のことを思い出す。
武器も使わず。
魔法も使わず。
素手で魔物を吹き飛ばしたえと。
sv 「素手であの魔物倒したんだよ?」
et 「……」
sv 「凄すぎない?」
et 「え?」
sv 「いや、本当に凄すぎるって!!」
たっつんも割り込んでくる。
tt 「せやせや!! あれは凄すぎやで!!」
et 「もうその話やめて……」
えとの顔が赤くなる。
et 「恥ずかしいから……」
no 「でも凄かったですよ!」
のあさんまで加わる。
rn 「避難させてる途中だったので、、、るなも見たかったです!!」
et 「いや、見なくていいから!!」
えとが慌てる。
mh 「…………」
もふはそんな光景を見ながらため息をついた。
mh 「朝から騒がしいな」
jp 「そうだね」
俺も苦笑する。
mh 「でも……まあ、いつも通りだな」
sv 「それが一番いいんじゃないか?」
シヴァが笑った。
-–
しばらく歩いていると――
rn 「……あれ?」
風が強くなってきた。
rn 「風……?」
るなが髪を押さえる。
rn 「ちょっと強すぎませんか?」
jp 「確かに」
突然――
ビュオオオオオ!!
jp 「うわっ!?」
強風が吹き抜ける。
tt 「じゃぱぱ!!」
のあさんの髪飾りが飛んでいく。
no 「あっ!!」
sv 「任せて!!」
シヴァが水を操ろうとする。
sv 「水流で――」
jp 「待って!!」
風がさらに強くなる。
髪飾りが空高く飛んでいく。
jp 「誰か止めてー!!」
その瞬間。
――ヒュンッ!!
何かが風を切った。
飛んでいた小さな髪飾りが――
ゆっくり落ちてくる。
jp 「……え?」
俺が受け取る。
no 「戻ってきた……?」
rn 「風が……」
るなが空を見る。
そこには、一人の少年が立っていた。
灰色の髪。
軽やかな服装。
そして――
周囲を風が舞っている。
??? 「それ、君の髪飾り?」
no「あ、はい」
少年は笑う。
no 「ありがとうございます」
??? 「どういたしまして」
少年は軽く手を振る。
hr 「俺はヒロ」
jp 「ヒロくん?」
hr 「うん」
これが――
**6人目の仲間候補との出会いだった。**
-–
jp 「ヒロくんって、風を使えるんだよね?」
hr 「そうだよ」
ヒロが手を上げる。
そよ風が周囲を回る。
jp 「すごい……」
hr 「俺は風の使いだからね」
たっつんが目を輝かせる。
tt 「なあヒロ!!」
hr 「ん?」
「俺の雷と風って組み合わせられるんちゃう!?」
hr 「できると思うよ」
tt 「ほんまか!?」
hr 「例えば、風で雷を――」
tt 「それ絶対かっこええやつやん!!」
たっつんが興奮する。
tt 「俺もやってみたい!!」
jp 「たっつん、まだやめといた方がいいと思う」
tt 「なんでや!?」
jp 「この前、雷で木を焦がしてたから」
no 「…………」
ya 「…………へぇ」
tt 「それは言わんといてくれ……」
-–
俺たちはヒロに案内され、近くの森へ入った。
jp 「この辺りに何かあるの?」
hr 「うん」
ヒロは少し真剣な顔になる。
hr 「この森には、風が通らなくなった場所があるんだ」
jp 「風が通らない?」
hr 「うん」
no 「それって普通じゃないんですか?」
のあさんが聞く。
hr 「この森は昔から風が吹き続けてるんだ」
ヒロが説明する。
hr 「でも数年前から、一部分だけ風が完全に止まってしまった」
sv 「……」
hr 「そこに住んでいる人たちは、何かがおかしいって言ってる」
俺たちはヒロと一緒に、その場所へ向かった。
-–
森の奥。
hr 「……ここ」
ヒロが立ち止まる。
そこだけ――
不自然なほど静かだった。
木の葉も揺れない。
鳥の声も聞こえない。
no 「……怖いですね」
のあさんが小声で言う。
hr 「うん」
ヒロが頷く。
hr 「俺、何度もここを調べたんだ」
jp 「でも原因が分からない?」
hr 「そう」
ヒロは拳を握る。
hr 「風の使いなのに、ここだけどうしても風を動かせない」
jp 「……」
hr 「だから、俺の力なんて大したことないのかなって」
ヒロは笑おうとした。
hr 「風を使えるのに、風がない場所じゃ何もできない」
hr 「それでずっと悩んでたんだ」
jp 「そっか」
その時。
もふが地面を見る。
mh 「……待って」
jp 「どうした?」
mh 「これ」
地面に、小さな穴がいくつも開いている。
mh 「地下から風が出てる」
hr 「え?」
ヒロが驚く。
もふが続ける。
mh 「風が止まったんじゃない」
hr 「…………」
mh 「何かに塞がれてる」
俺たちは地面を掘っていく。
すると――
jp 「これだ!!」
巨大な岩が、地下の風の通り道を塞いでいた。
hr 「なるほど……」
ヒロが岩を見る。
jp 「でも、こんな大きな岩……どうやって動かす?」
たっつんが前に出る。
tt 「雷でぶっ飛ばすか?」
no「危ないですよ!!」
のあさんが止める。
ya 「じゃあ俺が――」
ゆあんも剣を構える。
hr 「待って」
ヒロが手を上げた。
hr 「俺にやらせて」
jp 「ヒロくん?」
hr 「風の使いなら――」
ヒロは岩の前に立つ。
hr 「風で動かせるはずだ」
両手を広げる。
――ヒュウ……
小さな風が起きる。
hr 「もっと……」
風が強くなる。
hr 「もっとだ……!!」
ビュオオオオオ!!
巨大な風が岩を包み込む。
hr 「うおおおおお!!」
岩が――
少しずつ動く。
tt 「いける!!」
jp 「頑張れ!!」
no 「ヒロさん!!」
そして――
ドォォォン!!
岩が吹き飛んだ。
その瞬間。
森全体に風が戻った。
木々が揺れる。
鳥が飛び立つ。
葉っぱが空へ舞い上がる。
hr 「……」
ヒロが空を見上げる。
hr 「俺の風……ちゃんと届いた」
jp 「うん」
俺は笑う。
jp 「最初から、ヒロくんの力はちゃんとあったんだよ」
hr 「……!!」
ヒロはしばらく黙っていた。
そして――
hr 「……ありがとう」
小さく笑った。
-–
その瞬間。
風の中に、一つの光が現れた。
jp 「……まただ!!」
光がヒロの周りを回る。
そして――
淡い緑色の結晶になった。
俺が手を伸ばす。
結晶に触れた瞬間――
**『第六の奇跡――可能性』**
hr 「可能性……」
ヒロが呟く。
hr 「自分にできないと思っていたことにも、可能性はある……ってことかな」
jp 「きっとそうだよ」
俺は頷いた。
hr 「自分で無理だと思ってたら、そこで終わっちゃう」
hr 「でも――」
ヒロが風を起こす。
hr 「可能性を信じれば、風だって動かせる」
jp 「そういうこと!!」
-–
jp 「ヒロくん」
俺は手を差し出す。
jp 「俺たちと一緒に来ない?」
hr 「……」
jp 「12の奇跡を探してるんだ」
hr 「うん」
jp 「仲間も、まだまだ必要なんだ」
ヒロは少し考える。
そして――
hr 「いいよ」
jp 「本当!?」
hr 「俺も、この世界をもっと見てみたい」
jp 「よし!!」
tt 「よろしくな、ヒロ!!」
たっつんが肩を組む。
tt 「雷と風の合体技、絶対作ろうな!!」
hr 「うん」
no 「よろしくお願いしますね!」
のあさん。
rn 「るなと仲良くしてくださいね!」
るな。
ya 「……よろしく」
ゆあん。
mh 「まあ、よろしくね」
もふ。
sv 「仲間が増えるのはいいことだね」
シヴァ。
et 「これからよろしく」
えと。
そして――
ya 「……チキン食べる?」
ゆあんが突然言った。
jp 「なんで!?」
全員が笑った。
こうして。
俺たちは――
**6人目の仲間、ヒロを迎えた。**
そして。
**6つ目の奇跡――『可能性』**を手に入れた。
空には6つの光。
**勇気。**
**信頼。**
**癒し。**
**希望。**
**絆。**
**可能性。**
残りの奇跡は6つ。
そして――
俺たちの旅は、少しずつ終わりへ近づいていた。
……だけど。
この先に待っているのは――
今までよりもずっと大きな試練だった。
――第8話「風が運んだ、小さな声」完――
コメント
1件
うわあ、新キャラ・ヒロくんかっこよかった…!風の使いで、悩んでる感じがすごく人間味あって、親しみ持てたな。特に「風がない場所じゃ何もできない」って自分を責めてるところ、グッときた。でも最後は自分の力で岩を動かして「可能性」の奇跡を手に入れるシーン、めっちゃ熱かった🔥 えとが過去の話をして、“実はパニックになってた”って告白するシーンも良かった。仲間って、強いだけじゃないんだなって思える瞬間だった。6人目の仲間が増えて、旅も後半戦って感じがしてきたね…!残りの奇跡、楽しみにしてる🌙