俺、さぁーもんは任務としてある高校に転校することになった。
その高校は、教頭先生が裏組織と怪しい関係を結んでいるらしく、その監視として転校してきた。
俺の名は裏社会にある程度知れ渡ってるっぽいから、偽名を使うように政府から命令された。
…左門でいいかな。
俺は扉を開けて教室に入った。
「始めまして、左門っていいます。これからよろしくお願いします!」
俺はそう言って頭を下げる。
「あの子かっこいい!」
「優しそう!」
そんな声が聞こえてくる。
「それじゃあ左門、お前はあそこの空いてる席に座れ。」
先生が指差した席に座る。
「えっと、これからよろしくね。」
「よろしく!俺は凸もり、えっと、さもさんって呼んでいい?」
「いいよ、俺も凸さんって呼んでいい?」
「いいよ!」
………ん〜?
待って、この人…あの日会った凸さんじゃん!?
え、待って、凸さん気付いてないよね!?
………うんきっとそうだ。あの日とは違って鮭のパーカー着てるし、何より暗かったから絶対わかんないはず!
…好きな人に、また会うなんて…
最近ようやく自覚したこの気持ちを、一体どうすればいいんだろう。
「…さもさん?どうかした?」
「なんでもないよ。」
とりあえず、俺がさぁーもんってバレないように過ごさなくちゃ、正体がバレたら、殺し屋としてここにいられなくなる。
…俺は、一人で殺し屋としていなければいけないんだから…
コメント
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あーもーうーんと好き(語彙力の喪失)
投稿ありがとうございます! やっぱ凸さもだよな ウンウン