テラーノベル
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「やばいよやばいよ!!もう真っ暗だよ!!」
放課後、たっぷり遊んだ分、時間はとっくに6時半を過ぎていた。
冬なのもあって、外はもう真っ暗。タクシーを呼ぶにも財布はもう空。
「りるる…はぁ……まっ…て……」
息を切らしながら、まるが着いてくる。
「ほんと体力ないねぇ〜。」
「みなはサッカーやってるから体力持つんでしょ!!ボクもう限界…」
「そんな事言われても走らないと流石にやばいし…あ、そうだ!」
そう言って路地裏の方を指さす。
「近道しよう!防犯ブザーとか確認して!」
そう言って路地裏に入る。結構短いので、そこまで心配はいらない。…はず。
入った瞬間、寒気がした。視線も感じる。…つけられてる?
「ほら、もう少しだよ!頑張って!」
二人に話しかけながら進んで行く。半分くらい進んだ所で、返事が一回も来ていないことに気が付いた。
「二人とも?」
そう言って振り向いた瞬間、「ドサッ」と誰かが倒れる音がした。お腹の方に激痛が走った。
痛みで体が震える。手で押さえても熱い感覚が止まらない。
(もしかして…刺された?)
そう思った瞬間、恐怖で頭が真っ白になった。
怖い。痛い。助けて欲しい。
でもここは路地裏。人なんて僕達以外に誰も居ない。
叫ぶ事も出来なければ、警察も呼べない。息も荒くなる。
「みんな…大丈夫かな…」
痛みで膝がガクッと折れる。体が思うように動かない。
暗くてよく見えなかった。
ただ、足音が一歩一歩、確実に近付いてくる。
靴底がアスファルトを擦る音、軽く息を吐く音、そして金属が揺れる微かな音…。
憶えているのは、血のついたギラリと光る包丁を持った男の人…。
「あ、これ…死んだな…」
コメント
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リメイク版だリメイク版だリメイク版だ!スゥーハースゥーハー(?)