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コメント
3件
わーいふかなべーとか思ってたらサラッとひーくんがとんでもねぇことしててひっくり返りそうになりました笑 いわだても楽しみにしております笑
悪友(ふかなべ)
深澤→「」
渡辺→『』
岩本→【】
宮舘→《》
深澤side
“かんぱーい!!”
この掛け声から始まった飲み会兼宴会兼打ち上げはみんな楽しそうにどんちゃん騒ぎ。なんかこの光景JUICYのMV思い出すなぁ…。文字通り食卓を円く囲んで楽しそうに酒を飲み進めるメンバーだけど数名様子がおかしい人が。まず康二、翔太に引っ付きすぎてる。あれちょっとどうなの?翔太の彼氏俺なんですけど盗らないで貰えます?翔太は誤解しないように一生懸命弁解してる、可愛い。んでそれを見る阿部ちゃんの顔が死んでますね、すっごい冷たい視線を送ってるけど当の本人…康二は何も感じ取ってないみたい。おい気付けマッサマン。気付いておくれマッサマーン。んでめめらうはずっといちゃついてるね、ここはいいのよ。左隣のピンク頭は寝てるし右隣の貴族はなんか震えてる。大丈夫か?普通に心配だけどこういうのがバレるの舘さんはすげえ嫌うからと思ってめっちゃ小さい声で聞いてみた
「…舘さん大丈夫、?」
《…ッぅ、ん。だいじょぶ、》
…怪しいよ舘さん、怪しすぎる。ひょっとしてこの人何とは言わないけどその、入ってます?後ろにさ。確認するように照の方を見たら人差し指を唇に当ててシーってしてた。いやシーじゃないのよ、何やっちゃってんの。舘さんもう限界だよ多分、と思ったら舘さんが照になんか耳打ちして二人で立ち上がった
【ごめ、舘さん調子悪いみたいだから先帰るわ】
ぜってえお前のせいだろ、わら。うちのリーダーは何やってんだか…二人でひょこひょこ歩いて店を出ていった。どうせ帰ってヤるんだろうなぁ、うちも…って言ったら翔太どうすんだろ。てか阿部ちゃんの顔大変なことになっちゃってるけど。その後、阿部ちゃんがグレア出し始めちゃってラウが威嚇し返して、阿部ちゃんが康二引きずって帰っていって今に至る。このピンクの子どうすんのよ…
「佐久間~?さーくーちゃん」
くそ、コイツ起きる気配ねえ。もういいやと諦めて置いて帰ろうとしたら翔太が家送るくらいはしてやろうと言ったから送るだけは送ってやった。翔太の運転だけど
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渡辺side
飲み会自体は楽しかったけど康二のだる絡み捌くので最後らへんはいっぱいいっぱいだった。別に康二のことが嫌いとか鬱陶しいとかそんなんではないけどもアイツに抱き締められる度になんかふっかが恋しくなる。でもそんなこと言えねえ、そんな言葉キャラ的に使えねえ笑。だから言葉にするんじゃなくて行動で示そうと思った。…そしたらそれが間違いだった
『……』
「…え、熱でもあんの?どうした、?」
リビングに入って直ぐ、何も言わずにいきなりハグしたら吃驚してるわ。まあそりゃ普段手繋ぐのも嫌がってんのに急にハグされたら吃驚もするわな。てかあれも本気で嫌がってんじゃなくて恥ずいから人前ではやんなってだけだし。ちなみに熱は全く無いから安心しろ、んで甘えてるだけだから早く気付け
『ん!』
「なぁに今日甘えたなの?あ、言うの恥ずかしいからこうなってんだ、わら」
もう気付いてくれた。流石に早い、ついでにコマンド出してくれたりしねえかな。いやまあそこまでは流石に察せねえか。というのも最近 play できてないからちょっと…いやだいぶ欲求不満気味。ここ一週間、言いたいけど恥ずかしくて言い出せなかった。まあ欲求不満なのは彼も一緒だろうからあっちから言ってくるまで待っといてみるか
『…ぅえ?』
「ん何?ほら甘やかしてあげるから先全部済ませちゃおうよ」
暫く抱き締められていて心地よくなってきた頃にパッと離れられて頭に疑問符が浮いたような感じがした。え、先に全部済ませるって飯とか風呂とかのことだよね。全部やってたら何時間何分かかると思ってんだよ、俺そんなに待てませんけど
『…俺、さ。最近その、play 全然出来てなくて凄い、アレなんだけど』
「ん?うん、ん?え?」
めっちゃ困惑してる、ちょっと面白くなってきた。いつもは俺が遊ばれてる側だからこうやって彼を振り回すのは初めてで楽しかった
『だからぁ、飯とか風呂より先に play してくんね?…俺今、お前からのコマンド欲しくてたまんないの、』
絶対コイツにしか見せない、俺の本心と甘えた顔。これ見たら流石にする気になるだろ…
『もう待てない、から…』
「…敵わないなぁ、わら」
よっしゃきた、ふっかのこの顔が見えたってことはもう勝ち確なんですよねー。頭をポリポリ搔きながらドカッとソファに座る彼を見ながらコマンドを待っていると彼の口が開かれた
「翔太、Come」
歩いてふっかの前まで行くと続けてコマンドが出される
「ん、good いい子。…じゃあKneel」
彼の前に座り込んでじっと見上げるとにっこり笑った彼と目が合って頭を撫でられる。頭を撫でていた手が頬に降りてくるとまた愛おしげに撫でられる。それが嬉しくて、心地よくて目を閉じて擦り寄ってみると甘い声が耳に入ってきた
「…かあいいねぇ。…ねぇ翔太、Look 目逸らしちゃダメだかんな?」
彼の目が俺の瞳を捕らえると同時に三日月のように細くなった。特徴的な雌雄眼が同じ細さになっていてなんだか不思議な感じ。元より彼は何処か掴み所の無い不思議な魅力を纏っているけれどそれが今は一層引き立つような、そんな表情だった
『ん、もちろん』
「じゃあ次は……できる?」
ん?俺なんか違うスイッチ押しちゃってた感じ?
『…うん、♡』
あ、やべ、流されちゃった。今日はplay だけじゃ終われないみたいだ