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22 - 第22話 第2章「仄暗い願い」その13

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2022年02月03日

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第2章「仄暗い願い」その13

「聞き込みに行くのはいいけど、まずはどうするんだい?」

「とりあえず、安藤のクラスの人からかな」

「――じゃあ、二組に行こう!」

香島の問いに修介が答えると、姫乃が今から飛び出しそうな勢いでそう言った。

「あ、でも……練習終わったこの時間じゃ、もう教室にはほとんど人はいないんじゃ」

「それじゃ明日!昼休みに二組前に集合!いいよね?」

姫乃がやけに張り切っているのが気になりつつ、この日三人は解散した。


姫乃がやけに張り切っていた理由――それは。

「――懲(こ)りないわね。あなたたち」

翌日の昼休み、階段の踊り場。

窓に背を向けて立っているのは、呆(あき)れ顔の女子生徒――赤鐘佐和子。

「……」

正面には、やけに気合の入った表情の姫乃が立っている。

そんな姫乃を見て、修介は香島に向けて小声で話しかけた。

「……前から思ってた***************

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