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第四章 白夜
家に帰った歌葉は、ゆらと同じようなミロワールシールドを製作した。
化政公園でゆらと歌葉は集まる。
全身がヨツクロバの攻撃によって損傷したように見えるプリキュアの偽造死体を作った。
精聖の白騎士を操り、偽造死体を持って惑星フェアリに戻らせる。
惑星フェアリは、全体がパステルカラーだらけの世界だった。
洗脳状態の精聖の白騎士は、黄色い山の頂上にあるオウキングのキャッスル宮殿に着く。
門番の妖精と話してオウキングのところに通してもらった。
元々は惑星フェアリに帰ったら、真っ先にオウキングに報告するという約束なためスムーズにいった。
喜多川マンションが一つ入りそうなぐらい広い部屋に入る。
「プリキュアの殺害を完了しましたニク……」
「こちらが!プリキュアの死体ですハー!」
「大変だったヨツ……どうぞヨツ。」
オウキングは、浮いた冠のような外見をしていた。
「待ちなさいキグ……!貴殿等は何者か……いや、プリキュアによって操られているのだろうかキグ?」
そう言われた瞬間、ハーペストに透明になるよう、地球でゆらと歌葉は命令する。
ヨツクロバは一つの葉を刃物のように尖らせてオウキングを刺そうとするが、すぐにヨツクロバは倒れた。
ニクキュウも倒れ、透明化したハーペストが回復させようするも、二つの妖精の死亡を確認。
(オウキングは……見た者を死亡させられる能力か。)
クモモは殴りかかるが、オウキングは急いで躱す。
透明化ハーペストは二つの死体を持って逃げ、クモモはオウキングを再び殴るフリをして突進による攻撃。
オウキングは悩んでる顔で攻撃をくらったが、決心したような表情になる。
オウキングの『視界に入った者を殺す能力』によりクモモが死亡し、クモモの『受けたダメージを相手にも返す能力』によりオウキングも死亡した。
透明化ハーペストは、四つの死体を持って逃げる。
地球へ行けられる場所のラクトブ池に向かうが、床と壁が動く。
「なんで建物がハー……!」
キャッスル宮殿が自ら動き、ハーペストを潰し殺した。
洗脳状態の精聖の白騎士が全員死んだことにより、惑星フェアリの様子は見えなくなる。
「オウキングが死んだことをトリガーに、キャッスル宮殿が自立して動いたとはね〜……」
「ラクトブ池で待ち構えている可能性が高いから、惑星フェアリには行かない方が良さそう。ラクトブ池はキャッスル宮殿が入れる程大きくないから、地球には行けないね。一旦帰ろう。………いや、キャッスル宮殿が折り畳んでラクトブ池に入る可能性がある。問題は時間にあるのではなく、あたし自身にあるのか。」
二人は、ゆらと歌葉が許可したもの以外の惑星フェアリ出身の何かが入ったら、即座に攻撃を行う結界を張る。
そのとき、普段は誰も来ない化政公園に一人の警察官が来た。
「ちょっと君達、急ぎの用事がなければ交番まで行こうか。未確認生物の事件について聞きたくてね。30分程時間をいただけないかな?」
「任意ですか?」
「今は無理だったら、後日君達に聴取をするつもりだ。君達だからこそ聞きたいことがある。」
「……じゃあ、次の土曜9時に行きます。」
(一緒に聴取されると、組んでると思われるかもしれない。別の時間にしよう。)
「あたしは来週の日曜の午後2時に向かいます。」
「すまないね。それでは、……何だ!?」
少し離れたところから、倒壊するような大きな音がする。
(キャッスル宮殿が来たか。)
結界が発動し、キャッスル宮殿に集中攻撃。
結界の一部は大岡竹林の方にも向かう。
幾つかの妖精がキャッスル宮殿を追って来たからだ。
ゆらはエテルノラジオのスイッチを、歌葉はイリュージョンコンパスのボタンを押す。
「プリキュア!デイ·フェアヴァンドルング!」
「凌駕する桜桃の大審問官!キュアジェネシス!」
「超過する紺藍の道化師!キュアフロンティア!」
目の前で二人の外見が変わった事態に、警察官は困惑する。
「この姿は…………そんなことよりっ、人命救助をしなくては!」
瓦礫が吹っ飛ばされて、警察官に直撃しそうになる。
ジェネシスが瓦礫を砕いてそれを防いだ。
フロンティアは、自身に飛んできたアパートの一部をミロワールシールドで跳ね返す。
チェス駒のビジョップを装着したアサルトロンボで光線を幾つか発射。
ジェネシスは、チェス駒のルークを装着したサマエルライフルで半径5m以内の瓦礫や壊れた家を飛ばす。
そしてチェス駒のナイトを装着して、巨大化したサマエルライフルで撃つ。
二人の攻撃により、キャッスル宮殿は粉々になった。
先程の警察官が息を切らして、二人の元へ来る。
「やはりこの二人か……今すぐ交番に来なさい。」
変身を解除した二人は、渋々警察官についていった。