どこからともなく和太鼓を叩く時に使われる二本のバチを取り出し、リズム良く侵入者の尻を叩き…というより、殴り始めた。
「ちょ、ちょっと何してるの絶対やりすぎだって 」
肩を抑えてもお構い無しにボコボコと殴り続ける。更に場所は尻から頭に変わり、叩くスピードもどんどん早くなっていく。
「侵入者はてんてけていのリズムでぶちのめすってのが我が家の家訓!てんてけてんてけ!」
このままでは死ぬ、侵入者と言えども友達が人を殺すところはできれば見たくないし巻き込まれたくもない。
慌てて羽交い締めにするが、勢いは衰えることを知らず、最早リズムを気にすることなくバチを振り下ろすだけのバーサーカーと化していた。
「多分、てんてけていのリズムじゃなくて徹底的だと思うけどどちらにせよダメだって!危ない!それ、死ぬから!」
そしてバーサーカーが腕を止めた時、侵入者は既に肉団子になっていたので、鍋に入れて食べた。お陰で鍋のかさ増しになったし、証拠隠滅も簡単だった。
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す、すげー、