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私達は、それぞれが何か秘密を抱えている
これが3度目の人生という人も居れば
自分を自信付けるために性格を偽る人も居る
これは、そんな私達が出会ったばかりの頃の物語
私、🕰は小さい頃から〈時〉を司る事が出来ていた
普通は
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時を司る子は崇められる子
時を司る子は沢山の人に必要とされている子
時を司る子が生まれた街は幸福の街
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
こんな文が本に書かれているほど必要な存在で
辛い思いなんかしない“はずだった”
私が生まれた街は、友楽街
その名の通り、全ての事を人々は
楽しいと捉え、錯覚 していた
そんな街は、“過去に戻りたい”と思う人は居なかった
そして、“未来に行きたい”と思う人も居なかった
なぜなら皆、今が1番楽しいと思っていたから
今が1番楽しいと錯覚していたから
もちろんそんな街で私はイラナイ訳で、
崇められる事も、必要とされる事もなくって
他の人達と同じ生活を送る“はずだった”
だけど、この街は、人を虐めることを楽しく感じてしまっ た
この街は、とある1人の人間の手によって壊れてしまった
皆、残酷な事を楽しく思うように錯覚してしまった
錯覚とは恐ろしいものだ
たった1つ見方を変えれば同じものも違うものに見えてしまう
私は、こんな街が憎かった
私は、こんな街が嫌いだった
虐めを楽しく感じてしまった人間達の、楽しさの標的は私だった
どんなに逃げても、どんなに拒んでも結末は同じで、
親に相談しても味方してくれなくて、
この広い街で私は独りぼっちだった
私はこの街にとって、イラナイ子だった
珍しいものも、見方を変えれば他と違う変なもの
逆に、変なものは見方を変えればとっても特別なもので
私は、本の中では特別なのに、この街では“変なもの”の扱いだった
私だって、望んで時を司る子になった訳じゃないのに、
毎日のように殴られ蹴られ、暴言を浴びせられた
陰口だなんて何回聴いたことか
家に帰ってもご飯が用意されている事は無かった
その度自分で作ってた
最初の方はそれこそ泣きながら作っていたから、涙の味がしたけれど
慣れちゃってからは料理の味しかしなかった
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イラナイ子
この街の印象を下げる子
我らが崇める神の敵
貴重な命の無駄
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
何回言われたかな、
自分でも分からない程言われた
もう、正直言って辛かった
やっと見つけた高台の上で、柵から手を離そうとしたとき
とある女の子に声をかけられた
その子は、見知らぬ子だった
この街に住んでいる子ではなさそうだった
その子はこう言った
『なにしてるの?』
見れば分かるでしょ、そう思ったけれど、そうは言わなかった
「私はイラナイ子だから、自ら捨てられようとしてるの…」
こうやって、イラナイ子って声に出して言うと途端に辛くなってきた
涙で前が見えなくなって
そしたら暖かい温もりに包まれて
『大丈夫、もう大丈夫だよ』
『貴方の味方は此処に居るよ』
こう言ってくれた
あのとき出会った彼女の名前は分からないけれど
その子に紹介してもらった人達が皆だった
似た名前の子もいっぱい居て、違う名前の子も何処か似た感じがして
自分には、味方が欲しかった
自分の事を分かってくれる
自分の事を必要としてくれる人が欲しかった
後から分かったあの子の名前
🌸ちゃんは自分も辛いはずなのにいつも笑顔で
名前の通りの晴れやかな性格で私達を笑顔にしてくれて
私は
🌸ちゃんに助けられてよかった
🌸ちゃんに会えてよかった
そう思ってる
🌸ちゃんには、言いきれないほどの“ありがとう”を伝えたい
私が見つけた女の子、☁ちゃんは私よりも辛かったんだろうけど
でも、皆辛い過去を抱えてる
忘れたくても忘れられない事だけど、
それがあるから私達が出会えたんだ
それが無かったら出会えてなかった仲間だから、
決して忘れたいとは思わない
こうやって辛い過去を持った人達を助けていって、こうして出来た10人の仲間たち
みんな個性豊かで面白くって
この世界は色付いた
🃏に私達がどう思われてるかは分からないけれど
きっと大切にしてくれているはず
ゆりか@猫化&男子化 様
ありがとうございました!
コメント
5件
みんなそんな辛い過去があった にゃんて… リクエスト採用ありがとうにゃ!