望の独り言　二冊目

麗ももっと小さい時は、

「ママ、あれなにあれなに？」

みたいに何でもかんでも聞いてきたりしてた。でもそれを無視したりめんどくさがって適当に誤魔化すみたいなことをしなかったらなんかいつの間にかしつこくなくなってたんだよね。

「たぶんそれは満足できたからだと思う。だけどそこでちゃんと話を聞こうとしなかったら不安になってしまって構ってもらおうとしてしまうんだろうね。構ってちゃんになってしまうんだと思う。私の最初の彼氏みたいに大人になってもヒドい構ってちゃんになってしまったりとかさ」

叔母さんもそう言ってたけどなんかすごく納得できちゃったよ。私も小さい頃は両親に構ってもらおうとしてた気がするしさ．でもあの人らはそんな私をウザがってた。