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「みなさん1度はやりませんでした?問題に適当に『 た』を入れて、下にたぬきの絵を書く遊び。」
「あーしたな。『 た』を除けて解読するやつだろ?」
「そうですっ!それが答えです!たぬきに書いていたのは『 あたうといたきる』ですっ!そのから『 た』を抜くと、『 あうといきる』になります!」
「あうと、いきる、アウト、生きる。アウト生きる!そういう事か!それじゃあ、あのゲームではアウト、つまりボールに当たれって事か?」
「はいっ!私の予想ではそうなります!」
「うーん。確かにそう言われるとそうだな。確かに最初のゲームの双六も、今のドッジボールも昔小学生の頃にしたものばっかりだ。その説もある。だけど俺はひとつ言いたいことがある。相手チームを殺したくない。」
「は?なんで?あんな奴ら活かしても意味ないよ!たかっしー!」
「分かってる!けど…」
「別にいいぞ。リーダー命令だしな。でも良く考えてみろ。相手チームの玉が当たったらアウトになる。だけどな、1人は絶対にアウトにならないんだ。わかるだろ?」
「確かに…。じゃあ俺が犠牲になる!」
と俺が言うと、またひろゆきに殴られた。
「いい加減にしろよ!お前リーダーなんだろ?!だったら死ぬな!俺らを犠牲にしろ!」
「っ…!俺だって色々考えてるよ!考えた結果がこれなんだよ!俺は双六をクリアさせてくれたやつが居るんだよ!だけどそいつは自分を犠牲に俺を生かしてくれた。自分の死をも無駄にしない。これがリーダーってもんだろ?!」
「自惚れんな!!もう勝手にしろ。」
そうして俺とひろゆきは喧嘩をしてしまった。正直まずい状況だ。こんな状況でゲームをすればあの作戦は上手くいかない。最悪なのは相手チームが全員アウト、こっちが全員生きていれば相手の勝ちになる。それだけは避けたい。みんな生かしたい。そうこう悩んでいると次のゲームの始まりまで残り5分を切った。