ひより「ねぇ環奈」
環奈「……」
ひより「環奈」
環奈「えっ?あ、どうしたの?」
環奈、どうしたんだろ、ボーっとしちゃって。
ひより「いや…環奈ってさ、もし、もしだよ。私が本当は環奈を殺そうとしてて、友情届を送信したんだとしたら、どうする」
そんなつもりないけど、アイツはそうだったから。
そんなヤツだったから。
環奈「もしって…かん、ひよりちゃんはそんなことしないでしょ?私知ってるよ」
ひより「…そうなのかな」
ひより「私、ちょっと屋上行ってくる」
環奈「あ、うん、もうすぐ授業始まるから、早めに戻ってくるんだよ?」
ひより「分かった」
少し外に行って頭を冷やそう。そうしたら、もう慎也のことなんてすぐ忘れられる。
環奈「ひよりちゃんなら…そんなことしないよ」
環奈「ひよりなら」