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私は分かった。

この学校に来て1ヶ月。

生活を支えてくれたのは、トード君だった。

それに気づいてから、私はトード君に惚れた。

来たばかりの私に声をかけてくれたり、明るくて話しかけやすく、面白かった。

トム君のように落ち着いて話が出来るわけではないけど、落ち込んでいるときとかに気を紛らわしてくれた。

こんなトード君が、好きだ。

彼は優しいし、運動も出来て頭もいい、噂で聞いたが、家庭も結構お金持ちらしい。

みんなの理想だ。

でも、そんな完璧なトード君と私じゃダメだ。

私は頭は普通、運動はそこそこできる。

たんなる中途半端だ。

叶わない恋とはこれのこと。








ずっとこれが頭から離れない。






とりあえず学校へ向かうことにした。







『おはよう』といい、教室にはいる。

トード「おはよっ」

エッド「おはよー!」

トム「おはよ」

マット「あっ、おはよう!」





みんなの挨拶が、私を気持ちよくする。







学校が終わり、部活がないので暇しながら1人でとぼとぼとゆっくり歩いて帰っていく。





トード「おーい!(名前)ー!」

『えっ。。?』

今日トード君は委員会のはず…。

『委員会は…?』

トード「お前が寂しそうにしてたから、抜け出してきた。」

『あはは。嬉しい。でも、そこまでしなくていいからね!』

トード「どうしてだよ?」

『どうしてって…そんな…委員会抜け出すのは良くないからね!』

トード「俺は…お前に_」

上手く聞き取れなかった。

お前に、からなんといったのだろう。

トード「まぁこんなこと置いといて、今から俺んちで遊ぼうぜ」

私は少しトード君が怖くなって、行きたくなくなった。

でも、大好きなトード君だし…何となく断りづらい。

『うん、いいよ。』

私は恐る恐るそう言った。





トード「行くぞ。」







トード君の家についた。

綺麗なお部屋…!!



トード「はい。これ、クッキーと紅茶。」

『ありがとう…美味しそう…』

私はたくさん食べたあと、睡魔が襲ってきて倒れてしまった。








目が覚めると目の前にトード君がいた。

トード「俺、お前が来たときから、ずーっと大好きだった。大人しいところも、いやもう、全てがいとおしかったんだ。」

私は、ここまでされてもトード君にたいする好きが勝ってしまい、

『私も大好きだよ。』

そう言った。


私は気づいた。

トード君はちょっとしたヤンデレ気質なのだと。







このままどうやっていこう…


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