ミーティング後。
タイチ「俺、飲みもん買いに行くけどお前は?」
…どうせ時間が余ってもあいつと話する時間なんてねえし。
シラブ「俺も行く」
俺は太一と中庭の自動販売機へ向かう。
無言で2人歩く。
別にこいつといる時は変な気を使わなくていいから楽だ。
無言でも大丈夫。
唯一俺が友達だと言える存在だと思ってる。
タイチ「お前さ。美樹ちゃんと話さねーの?」
太一が口を開いたかと思えば美樹の事だ。
なんだよ、天童さんも、みんな。
そんな事わーってるよ。
シラブ「なんだよ…お前もかよ」
イライラしながら答える。
タイチ「美樹ちゃんモテんだろ?
早く話さねーと他の男にとられんぞ。まじで」
は??
そんなことあってたまるか。
シラブ「うるせぇよ…」
タイチ「いつになく自信なさげじゃん」
そうだな、
俺は答えず黙る。
正直言うと不安だ。
他の男にとられてしまうんじゃないか
…
そんな事…
怖すぎる。
自動販売機に着いた。
タイチ「あ〜どれにしようかなぁ」
シラブ「いつものんでいいだろ」
そんなの選ぶ必要あるのか?
タイチ「見ろよ、新作が出てんだよな〜〜」
指を指すのは甘ったるそうな綾○抹茶カフェオレとか書いたやつ。
いかにもあいつが好きそうな…
タイチ「これにしようーっと♪」
太一はそれを選んだ。
ガチャ
タイチ「絶対うまいじゃんこれ!!」
どこがだよ。
シラブ「糖尿になるぞ…」
俺が
そう
言った時だった。
男「美樹さん!俺と付き合ってください!!」
最初は違う美樹という名前だと思った。
けれど
男「白布さんと別れたんですよね!?
だったら俺と付き合ってください!!」
は??????
コメント
1件
あぁぁぁ 続き待ってます!!!!