テラーノベル
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めっちゃ唐突に途中から始まる
⚠️ nk×kr ⚠️
地雷さんは回れ右👋
🐼side
__ちらと見えた耳に手を伸ばし、耳染をなぞればすぐにばっと手を弾かれる。
「…ッ触んな」
耳を隠しながらこちらを睨んでいるこれの姿は真っ赤でまるで威圧感が無い。仕方なく手を退け囁く。
『…その顔で言われてもぜーんぜん説得力ないけどね』
最愛の彼から触るなと言われてしまっては致し方ない。
そのまま彼の耳にふっと息を吹きかければ大袈裟に肩を揺らし今度は後退る。
決して触らせるものかとでも言うように両耳を塞いでいて彼が抵抗ができないのをいいことに逃げられないよう後ろから抱きしめて口付ける。
自分で耳を塞いでいるせいでいつもより感じている様子のきりやんを見ると、無意識に頬が緩んでしまう。
耐えきれなくなったのか耳を塞ぐ手をどかし、涙目でこちらの服の裾を掴んでくる彼の姿はいつもの様子とは似ても似つかない。
「_ッなかむ、ほんとにやめッ」
『……うるさい(耳元』
「ん”ッ…//」
きりやんの耳にキスを落とせば、可愛らしい声を上げびくりと反応する。
『きりやんってほんとに耳、弱いよね』
そう耳元で囁けば、一段と真っ赤な顔で睨む視線と目が合う。
「……お前のせいだ、ばか」
そう言いながらも俺の腕の中で大人しくしている彼に思わず笑みが零れる。
「……なんだよ」
少し不満げに見上げてくる彼に笑いかける。
『いやぁ?可愛いなって思ってさ』
「ッ?!、別に可愛くなんかッ…」
照れて顔を逸らす彼の頭を撫でながらもう一度唇を重ねると彼はまたビクリと体を震わせて大人しくなった。
口ではどれだけ言っていても結局本気の抵抗はしてこないところも、また健気で可愛らしい。
『…ねぇ、きりやんは俺の事好き?』
「……嫌いだったらこんな事させてないし」
『きりやん…』
「~~~ッ、てかそんなのいちいち聞かなくても今更知ってんだろ…!」
『いや~知らなかったな~~きりやんが俺の事”大好き”だなんて』
冗談交じりにそう言うとそれまでで既に赤かった彼の顔が更に真っ赤に染まる。
「なっ、!?そ、そこまで言ってねえよばか!!!」
『えぇ~?じゃあ俺のこと嫌なのぉ?』
「それは……………………__すきだけど」
消え入りそうな声でぼそりと言う彼の言葉を聞き逃さず、にやりと笑って彼の耳元で囁く。
『へぇ~?きりやん今何て言ったのかなぁ?』
「~~ッうるせぇ!!もう寝る!!!」
『あっ待ってよ!』
布団の中に潜り込んでしまった彼を追いかけるように自分も布団の中へと入る。
『おやすみきりやん』
「…………おやすみ」
恥ずかしさを誤魔化すためか背を向けたままの彼の背中に軽く抱きついて眠りについた
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