コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「今日はもうお昼にしましょう。」亜漕は防災用意に疲れてそう言った。
幻覚寺の昼食は、インスタントラーメン会社の社長の檀家から来る、お試しのラーメンだった。「今日は味噌󠄀ラーメンね。コーンの缶詰を開けて入れましょう。」本格的な中華そばと日本人好みの醤油味スープと味噌がついていた。山富士女史が慣れた手つきでラーメンを茹でた。
ツルッツルッと皆美味しそうに食べはじめた。
「感想聞かれてるから、今日の新作ラーメンどうだった?」亜漕はまた皆に聞いた。
「もうちょい速く茹だると良いわ。」と山富士さん。「コーンってうちのでしょ?始めからついてたほうが良いわね。」とフルタさん。「あたしよくダイエットするから、もう少しうす味が良いわ…」田貫坂女史。
「じゃ社長に言っとくから、ありがと。」「社長ってハゲのラードみたいな小太りの人ですか?」「あら知ってるの?40代だけど未婚らしいわ」と亜漕は山富士さんを見て言った。