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#塩レモン
みーこ
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❤️「あっつ…セミうるさすぎひん? 」
🤍「早く家帰りたい……」
夏。俺らは体育の授業中で外にいて、暑さで溶けてしまいそうな状況だった。
「やば!舜太くん運動出来すぎじゃない?」
「それな!?まじかっこいい〜!!」
🤍「舜、人気だよね」
❤️「そーかなぁ、友達は柔しかおらんけど笑」
🤍「それは俺も笑」
🤍「てか、こんな暑い中運動とかまじ終わってね?俺もう無理」
❤️「…まぁまぁ!言うてあと5分ぐらいよ!頑張ろ!!」
🤍「……ん、」
「……ね、私さ…舜太くんに告白しようと思ってるんだけど」
「がち!?ほんとに!?!?」
「うん笑、けどさ、山中さん…?だっけ」
「あ、あの人ね。分かる邪魔だよね」
「それな。顔はまだマシかもしれないけど」
「運動も勉強もできてないし?ずっと舜太くんに付きまとってばっかりでさぁ」
「あ、じゃーさ、明日言おうよ」
「なんて?」
「もう舜太くんに近づかないでって」
「それでも話してたら…?」
「身体使って思い知らせるしかないでしょ」
「あーね、てか告白は?」
「まだもうちょい。」
「あー…一旦ね?」
「ねーねー!山中さん!」
🤍「?、はい」
「あのさ、話あるから放課後屋上来てくんない?」
🤍「え、うん…」
「ありがとー!」
突然知らない女子に話しかけられ脳内が混乱したが、そのまま話は進んでしまい屋上へ。
既にその子は着いていた。
「あ、山中くん!」
🤍「ごめん、待たせたかな」
「そんなことないよ!」
🤍「それで、話って…?」
「あーー、」
「いきなりだけどさ」
「舜太くんに、近づかないでもらえる?」
🤍「え」
「私、舜太くんのことが好きなの」
「でも、あんたが近くにずっといるせいで話しかけるチャンスもなくて」
「だからお願い」
🤍「話すのも、だめなの?」
「うん」
🤍「俺が君と舜が話せるようにいろいろ頑張るから、話せないのは______」
「あのさ、あんた舜太くんのこと好きなの?」
🤍「ぇ、」
「そもそも他に男なんてたくさんいるんだし、友達いなくても舜太くん以外に行くことだってできるでしょ?」
「そんなことしてまで舜太くんの隣にいたいの?」
🤍「……っ」
過去のトラウマから、”舜とは番で、自分はΩである”ということは到底言えなかった。
❤️「柔、おはよ!」
🤍「………」
❤️「…柔?」
どうすればいいのかわからない。近づくなって言われたとか話したらあの子に何されるかわかんないし、舜も話しかけてきそうだ。
だからといって、避けようにもとなりの席だからそんなことも出来ない。
🤍「…ごめん、」
そう言って俺は逃げ出した。
着いたのは屋上。誰もいない、俺が安心できる場所。
だけどここに来て思い出すのは、昨日の記憶ばかりで、決していい気分にはなれなかった。
今日は、このままずっと授業をサボろうと思った。
❤️「あ、居たっ…!!」
🤍「、舜…」
❤️「何かあったん?真面目な柔が授業サボるなんて。俺、びっくりしたで」
🤍「…」
❤️「あと、俺なんかした……?」
🤍「……っ」
俺のせいで悲しい顔をする舜太なんて、絶対見たくなかった。
本当は今すぐにでも目を見て話したい。
笑顔が見たい。
抱きしめたい。
だけど、……
……ここでなら、別に良くない?
だって、ここには2人きりだし、誰も見てない。
バレないでしょ、。
確認のため、周囲を見渡し問題ないと判断したあと、舜に勢いよく抱きついた。
❤️「ぅわ、っ」
❤️「ほんとにどしたん…?笑」
🤍「ごめんね、」
❤️「今日ごめんしか言っとらんで?」
🤍「…話すなって、言われてさ」
🤍「その子の恋を応援したいから。」
🤍「俺が邪魔しちゃいけない。」
🤍「ばいばい」
❤️「柔、…?」
俺は、1人突っ立っている舜を置いて、屋上から出た。
コメント
5件
かなしい
うわ、これは切ない……。“話すな”って言われた柔くんの立場がもう辛すぎる。屋上で舜太くんにだけは抱きついちゃうの、感情が抑えきれなかったんだろうなって伝わってきて胸が痛い。オメガバース設定がどう絡むのか、続きがすごく気になります。はるかさん、この苦しさの描写、リアルでした…!