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こんにちは〜!skrnbことぬっしーです☆
病みかも?
STAR!
僕は昔から、幸せという言葉を知らなかった。
いや、違う。知ってはいた。
どんな夜も、自分が消えてしまうんじゃないかっていうぐらい、幸せを願い続けた。何度も、何度も。
……‥でも、神様も仏様も意地悪で、僕は幸せを理解することはできなかった。
いや、しなかったのかもしれない。
いつか、誰かが言っていた。
愛することは幸せ。
誰かを、愛してみたかった。
愛されたかった。
誰かが僕を愛してくれたら、僕もその人を本気で愛せると思った。
でも、自分から愛することは怖かった。
自分から愛した人も、いつか消えるから。裏切られるから。
もしかしたらそんな事ないって言われるかもしれない。でもね、残念ながら世界は残酷で、そんな事、あるんだよ。
だってお母さんたちが、そうだったから。
耳が痛くなるほど、愛してる。って言ってくれた。
眩しくて目が痛くなるほどの笑顔で。
でも、いつの間にか、消えてしまって、、、気付いたら、血の繋がっている人はお兄ちゃんたちしかいなくなっていた。
しかもお母さん達は若かった。
そもそも僕が、3歳ぐらいの時の話だから。
それでもおあかさん達は若い方で、21歳と23歳。
どっちがどっちか、もう覚えてない。悲しくなっちゃうから。
胸が締め付けられて、息ができなくて、死にそうになるから。
最後、お母さんが僕に残した言葉は、
「私たちが消えても、お兄ちゃんたちがいるからね。いつか絶対に幸せになるわ。ニコッなんたって初兎は奇跡の子なんだから。生まれつき___を持っているのよ。だからそれでお兄ちゃんたちも幸せにしてあげなさい。」
……‥僕が生まれつき何を持っているのかは覚えていない。
記憶がない。
聞き取れなかっただけかもしれない。
でも何かあるのは確か。
だから幸せにしなきゃなのに…
お兄ちゃんたちを愛せているか、僕はわからない。
それでもみんなは僕を守ってくれた。愛してくれているかはわからないけど、守ってくれた。だからお兄ちゃんたちを少しでも安心させてあげられるように、僕は笑っているんだ。いつか、愛する事が、、、奇跡が、起こると思うから。
短い……🫠